金子海苔店の有明海産・味付のりは化学調味料無添加 / 東京 大森東 1866年創業 (慶応2年)

大田区大森東は、かつては近隣の大森南・大森中地区などと共に海苔養殖・漁業で栄えた土地。町の南端にある旧呑川緑地は昭和後期に埋め立てられた、かつては海苔舟が並ぶ川でした。今は住宅地が広がる中に、老舗の海苔店や和菓子店、佃煮店等が残っています。

1866年創業、焼き海苔のルーツ店の1つ 金子海苔店

大森町駅から徒歩7分ほど、大森警察のバス停から徒歩3分ほどの場所にある 金子海苔店。1866年(慶応2年)に、初代となる孫右衛門氏によって創業された海苔店です。2代目の安蔵氏の時代にお客さんに届ける直前に海苔を焼いてお持ちしたことから、焼き海苔の元祖店として紹介されることもあります。その後3代目岩治氏、4代目佐十郎氏と続き、現在は5代目の俊秀氏が代表を務められています。元々は海苔問屋として始まり、後に小売をスタートし、今では築地市場始め様々な場所で海苔の販売をされています。
(焼き海苔元祖は諸説ありです)

という、金子海苔店さんの外観です。ここだけフォーカスしてとっていますが、大きな本社ビルの一角に売店スペースがある感じです。

店内に入りました。こちらは焼き海苔・板海苔系ですね。

そして、缶入りシリーズ。特選味付のり、焼のりがありました。缶入りは使いやすくて良いですよね。

で、こちらが購入した味付のり缶です。有明海産の海苔を、化学調味料無添加で仕上げています。

缶の裏側です。缶のお花はイエローアリスです。
中身はこんな感じでぎっしり。8切92枚入りとなります。

味付のりは、味しっかり目でご飯がすすむ味で、美味しかったです。金子海苔店さんのある大森は、元々浅草海苔の1大産地であったものの、埋め立てて羽田空港を作った際に、海苔養殖業がこの地から無くなってしまいました。が、加工業として今も沢山の海苔屋が残っています。この地が海苔の町であった証拠になっているのがお店の数からわかるのが、興味深いですよね。

———金子海苔店 基本情報———-
〇創業年 1866年創業 / 慶応2年創業
〇営業時間
・9:00 – 17:00
※日曜日 定休日
〇住所
東京都大田区大森東2丁目24−6
(公式サイト)⇒ 株式会社金子海苔店 | 大森、築地、海苔の製造卸問屋

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