カクキューの八丁味噌煮込うどん・八丁味噌ラーメン・お味噌汁 / 愛知 岡崎市 1645年創業 (正保2年)

愛知県中央部の岡崎市は、豊田市と共に西三河地方を代表する都市。かつては三河国の額田郡(一部は碧海郡)で徳川家康など多くの三河武士を輩出し、代々名門譜代大名が治めた三河藩岡崎城の城下町として、中世の鎌倉街道や東海道53次藤川宿・岡崎宿の宿場町として、矢作川水運基地として栄えました。地名由来には中世の明大寺城・矢作宿が竜美ヶ丘の丘陵の出崎に立地していたから等の複数説があります。石材品・三河花火・三河玩具の伝統品や全国知名の八丁味噌・額田(ぬかた)の豆腐や味噌・みかわもち豚・“あわ雪”(銘菓)等が特産・名物で、どて煮・鹿や猪料理・鮎料理等の郷土料理があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが残っています。

1645年創業、岡崎城から西へ八丁(約870m)にある カクキュー

岡崎公園前駅から徒歩5分ほど、岡崎駅から車で10分前後の場所にある カクキュー。1645年(正保2年)に、今川義元の家臣であった早川新六郎勝久氏が桶狭間の戦いの後に武士をやめ岡崎の願照寺へ逃れ、久右衛門と名を改めました。寺で味噌作りを学んだ久右衛門は、1645年(正保2年)に現・岡崎市八帖町(旧・八丁村 = 岡崎城から八丁の距離のため名付けられた)にて八丁味噌作りを始められ、その年を創業年とされています。東海道を挟んで向かい側には、1337年創業のまるや八丁味噌さんと共に、八丁味噌を育ててきたメーカーとなります。
(ここ数年問題となっているGI問題は後述します)

という、カクキューさんの商品を色々と購入しました。その1、八丁味噌煮込うどんです。
パッケージの裏側はこんな感じです。生麺タイプなので、麺の煮込み時間は合計6分程度と短め。 中身はこんな感じです。かつお節粉がついているのが嬉しいですね。
出来上がりの図です。味噌煮込みといえば鶏肉ですよね。
次いで八丁味噌ラーメンです。八丁味噌のラーメンって初めてな気がするなぁ。
パッケージ裏側です。スープはお湯入れで完成するタイプ。
素ラーメンですが、こんな感じ。美味しいけれど、味噌煮込みを連想してしまうなぁw。

ラストは、八丁味噌の即席味噌汁です。フリーズドライ版です。

パッケージ裏側です。フリーズドライのは賞味期限も長くできるのも利点ですよね。

一つ取り出した図です。三河 岡崎 本場の味のこの味噌汁、出汁も具材もこだわりです。

出来上がりの図です。赤だしなので、見た目が茶色いですが、赤だしなのに具沢山で美味しかった…!

実家がどの八丁味噌を使っていたのか今や分からなくなっているのですが、私にとってはカクキューさんの正方形の中に久の文字を見慣れているので、実家は各キューさんだったのかもしれません。食べて、やっぱり懐かしい味がして、家にも買っておきたい気持ちがふつふつと…。昔食べていた味って、やっぱり記憶に残っていますね。

で、GI登録問題です。2014年に始まった地理的表示保護制度のことで、「産品の名称(地理的表示)を知的財産として登録し、保護する制度」とされています。この制度に「八丁味噌協同組合(まるや八丁味噌・カクキュー)」、「愛知県味噌溜醤油工業協同組合」が申請を出し、前者は却下され後者は申請が通っています。その結果、2026年以降は八丁味噌協同組合の2社が八丁味噌と名乗れなくなる可能性がある状態です。歴史を守ってきた2社が名乗れなくなるのは、制度上の欠陥があるのでは、と個人的には感じております。今後どうなっていくのか引き続き見守りたいです。

↓見慣れたカクキューさんの八丁味噌はこれです。楽天でも購入出来ますよ。

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—— 合資会社八丁味噌(屋号:カクキュー) 基本情報———-
〇創業年  1645年創業 / 正保2年創業
〇営業時間
・9:00-17:00
〇住所
愛知県岡崎市八帖町字往還通69番地
(公式サイト)⇒ 合資会社 八丁味噌/株式会社 カクキュー八丁味噌

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