東京 日本橋 蛇の市(1889年創業)

今回は老舗が集まる聖地 東京は日本橋。
中央通りから室町方面へと歩き三越前駅を過ぎた路地にあるのが蛇の市です。

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“蛇の市”命名はあの文豪 志賀直哉

こちらの”蛇の市”という名前を命名したのは『暗夜行路』『和解』等で知られる文豪 志賀直哉。

元々は初代店主が日本橋北詰で鮨屋台を開店。その時の店名は”蛇の目の市太郎”だったそうです。その頃志賀直哉が常連でお店に通いつめていたそうなのですが、関東大震災を機に現在の場所へ移転。移転したことを知らなかった志賀直哉が偶然立ち寄り、「蛇の目の市ちゃん!」と読んだことから現在の屋号になったそうです。
現在でも文学好きの方々の中でも有名なお店であり、志賀直哉フリークの方からは聖地のように親しまれている老舗なのです。

現在では数少ない正統派江戸前鮨の老舗

こちらのお鮨は、純粋な江戸前鮨。酢と塩と煮切りのみで握られたシャリや開店当初からレシピを守り継ぎ足しながら使用されている穴子ツメ。現在でも頑なに伝統を守り続けています。

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他の多くのお鮨屋さんでは調味に砂糖を使うそうなのですが、蛇の市では砂糖を使わずに味のバランスをとっています。
醤油にもかなりの拘りがあり、他店と大きく違うのはネタに黒ずみがあること。
コクのある醤油がネタの深い味わいを演出してくれます。

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ネタの大きさが売りの田舎寿司をはじめとしたものとは違い、コンパクトでもムダがなくフォルムが美しい…。
これぞ江戸前鮨だと唸らせてくれます。

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ここ近年では特に日本酒に力を入れており、全国各地から集められた珠玉の地酒を数多く取り揃えています。
華やかな日本橋ですが、蛇の市の店内は特に落ち着いて上品な空気が漂います。そんな中で頬張る江戸前鮨は本当に格別です。

この日も別のテーブルでは多くの外国人の方で賑わっていました。なかなか味わうことのできない本場の江戸前鮨。
家族や友人、恋人と訪れるのも良いですが、特に外国人の方をおもてなしするのにも蛇の市はピッタリだと思います。

———-蛇の市 基本情報———-
・創業年
・1889年(明治22年)
・営業時間
【昼食】11:00~14:00
【夕食】17:00~23:00
【定休日】土日祝
・住所
・東京都室町1-6-7

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