京都人に劇推しされた いづ重の鯖姿寿司は確かに最高だった / 京都 東山区 明治末期創業

昭和初期に旧下京区から分かれた鴨川東側の京都市東山区では、祇園・宮川町などの花街や、四条河原町(中京区・下京区)や新京極・先斗町(中京区)に連なる鴨川・三条大橋周辺の三条京阪等の繁華街が賑わっています。 八坂神社・知恩院・清水寺・建仁寺・高台寺・六波羅蜜寺等の社寺や産寧坂・円山公園等の名所に多くの観光客を集め、区内各所に老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが何軒も残っています。

明治末期創業、京とのお寿司を今に伝える いず重

祇園四条駅から徒歩6分ほどの場所、八幡神社前にある いず重。明治末期に、祇園”いづう”で修行を積んだ、志賀出身の重吉氏が独立し、八坂神社の近くの眞葛ヶ原で創業されました。その後、三条大橋の東、 五条大和大路にお店を構えられましたが、強制疎開時に取り壊し。戦後になって、祇園石段下にお店を移されています。屋号はいづうの名と、重吉さんのお名前から取られているのでしょうね。

という、いず重さんの外観。雰囲気あってカッコよい。 こちら、ディスプレイの様子。昔ながらの京寿司なので、生ものは扱っておりません。 ということで買ってきたのがこちら、鯖姿寿司です。 紐を外した写真も1枚。字面から歴史の重みを感じますね。 開けた図。お酢の香りが結構強め。店舗で食べる時は感じていなかったのですが、新幹線等で食べる時は注意が必要です。

今回はハーフサイズの6切れを購入。もっちり、むっちりした食感に、噛みしめるほどに出来る甘みと旨み。この美味しさ、大人になって分かる系だな。ほんと美味しい。 中にはこんな紙も入っていました。元来、晴れの日の保存食だそう。昆布は外して食べますが、私は昆布付き・昆布なし(で、あとで昆布単体で食べる)の両パターンを大体食べます。昆布も超美味しいんですよ。

いづ重さんは、私の周りの京都人にファンが多く、何度目かのお伺いとなりましたが、持ち帰りは初めて。上述した通り、店内では感じなかった、お酢の匂いが結構強めなので、新幹線の中ではあまり食べるべきものではないかと思います(ということに気が付かず開けてしまい、周りの人の視線が痛かった…)。3日ほど日持ちするものなので、お土産で買った方は家まで持ち帰りましょうw。

—— いづ重 基本情報———-
〇創業年 明治末期創業
〇営業時間
・10:30~19:00頃 (完売次第早仕舞いあり)
※水曜日 定休日 (祝日の場合は翌日休日)
〇住所
京都府京都市東山区祇園町北側292-1
(公式ページ)⇒ 京寿司の老舗 祇園石段下 いづ重

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