八丁堀は江戸時代に、長さ約八町(約873メートル)の堀があったことに由来する街。江戸初期には寺町として発展するも、その多くは浅草への移転を命じられ、その後は町奉行配下の与力や同心の組屋敷が並ぶ街となりました。そんな八丁堀にある老舗店にお伺いしました。
1891年創業、創業時からの名物 菊最中で有名な 入船青柳
八丁堀駅から徒歩3分ほど、東京駅から徒歩20分弱・クルマで7分の場所にある 入船青柳。1891年(明治24年)に、新橋にあった青柳本店の暖簾分けて店として、南八丁堀仲ノ橋青柳の名で山口浅吉氏によって創業されました。同店の看板商品といえば、創業以来販売されている菊最中。日清日露戦争時には「勝利最中」として売り出されていたそうです。
ちなみに、森永のお菓子を初めて売った店舗だそうで、その縁で今も森永ミルクキャラメルが置かれているのだとか。
という入船青柳さんの外観はこちら。ビルの1Fにあります。
店内に入りました。お饅頭、大福、最中、どれも美味しそう!
店頭には菊最中の取材記事も掲載されていました。
歴史についても解説が。こういう説明助かります(私は特にw)。ということで、購入した菊最中がこちら。大納言入りと書かれています。
ちょっと色見が失敗気味ですが、菊の花の形をした奇麗な最中です!
店頭と同じ説明が書いてある紙も封入されていました。個人的にはこういう紙があると、より美味しく感じられますね。入船青柳さんの菊最中、昔ながらのちゃんと作られた最中、という感じがしてとっても美味しかったです。丁寧に作られたお菓子って、なんというか背筋がピンとする感じがして、お菓子と向き合うって感じがとても良いですよね。丁寧さが伝わるお菓子なので、今度はお土産に使いたいなと思います。
——- 入船青柳 基本情報———-
〇創業年 1891年創業 / 明治24年創業
〇営業時間
・[月~金]9:30~19:00
・[土・祝]9:30~昼頃 ※日曜 定休日
〇住所
東京都中央区入船1-2-8
(食べログ)⇒ 入船青柳 (いりふねあおやぎ) – 八丁堀/和菓子 [食べログ]