たかをや、で食べた”だんご汁”と”とり天”は、最高の郷土の味! / 大分 大分市 1920年創業 (大正9年)

大分県庁所在地の大分市は、古くは豊後国(ぶんごのくに)の国府が置かれ“府内”と呼ばれていました。大分の地名は古来国府だった大分郡(おおきたのこおり)が転訛したと言われ、意味には多き田(狭く入り組む地形の多くの田)等の複数説があります。高崎山自然動物園(日本猿生息地)で知られ、府内城址や複数の古墳・磨崖仏等の名所旧跡が多数あります。関鯵・関鯖・だんご汁・とり天・やせうま等の特産品・地場食品も多く、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が残っています。

1920年創業、地元の味を提供し続ける 和風グリルたかをや、

大分駅から徒歩6分ほどの場所にある、和風グリルたかをや、。1920年(大正9年)に創業された、定食を中心とした和風グリル店です。洋食と、様々な地元の味を提供し続けていらっしゃいます。

こちらが店舗外観。割と最近リニューアルされたと思われる奇麗なお店でした。

店舗の前にはこんな看板も。まもなく100周年(伺ったタイミングは99年でした)ということで、100周年プレート等も販売されていました。

中に入りました。100周年プレートのメニュー表が各テーブルに並んでいました。かなり気になる…。

こちらは通常メニュー。1ページ目には簡単な説明が。創業以来の定食屋さんなのです。

メニュー表には色々なセットの説明が。最も気になるのは右下の、だんご汁&とり天のセット。僕の大好きな2大大分名物がセットになっているなんて…!

ということで、だんご汁&とり天のセットをオーダー。やばい、見た目だけで美味しそう!! こちらがとり天。とり天は衣しっとり系と、パリッと系があるかと思うのですが、こちらはどちらかというとパリッと系。パリッとした衣にジューシーな鶏肉の組み合わせが最高! そして、だんご汁がこれ。だんご汁 = 小麦でつくったかなり太目な麺状の塊を味噌仕立ての汁に入れた食べ物です。お味噌は麦みそなので、一般的なお味噌汁よりやや甘めの味付けかと思います。
昔はこの地域では米の栽培が難しく、小麦の栽培が盛んであったため、様々な小麦料理が産まれたそう。その一つがこちらのだんご汁なんです(他の九州地域でも同じ食べ物がありますが、他県では「だご汁」と呼ばれています)。

ででーん、こちらがだんご汁のだんご、です。モチモチしてて美味しい。

私は広島で働いていた時に、九州料理のお店にはまりまして、そこで出会ったのがだんご汁でした。少し甘いお味噌汁に、モチモチした小麦の麺が最高に合う食べ物で、何というか「おふくろの味」って感じがします(私の実家で出たことは無いですがw)。
たかをや、さんは、だんご汁もとり天も、ちょっと家庭的な匂いがして、何だか実家に帰って、ちょっと良いものを食べさせてもらっているような気持ちになりました。こういう定食屋さんがある街って素敵だなぁ。

——-たかをや、 基本情報———-
〇創業年 1920年創業  /  大正9年創業
〇営業時間
・11:00~15:00
・17:00~20:30(ラストオーダー)
※月曜日 定休日 月曜日が祝日の場合は火曜定休日
〇住所
大分県大分市中央町1-5-26
(公式サイト)⇒ 大分市「和風グリル たかをや、」大分の洋食 とり天/だんご汁等

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