【20年3月末閉店】藤屋内匠の、安政期の木型で作った大津画落雁 / 滋賀 大津 1661年創業 (寛文元年)

※2020年3月末をもって閉店されました。以下はご訪問させて頂いた際の記事となります。

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天智天皇が遷都した近江大津宮があった大津市。1350年以上の歴史を持ち、戦災・自然災害が比較的少なかったこの街にも、沢山の老舗が残っています。

1661年創業、大津唯一の京都御所ご用達 御菓子処 藤屋内匠

大津駅から徒歩6分ほどの場所にある藤屋内匠。1661年(寛文元年)に、「鶴屋仁兵衛」という名の和菓子屋として創業されました。が1702年(元禄15年)に現在の名前である「藤屋内匠」に屋号を変更。これは時の将軍綱吉公に、鶴姫様が御誕生となり、「鶴の文字は恐れ多い」と屋号を変更されたのだとか。この当時は「鶴」と入っていたお店は全て屋号を変更されたそうですよ(藤屋内匠さんのウェブサイトより)。
ちなみに藤屋内匠さんは、京都所司代、、大阪城代、大津代官所、石山寺、三井寺、膳所藩、若狭藩初め各藩の御用をつとめられてもいたそう。歴史も実績も物凄い和菓子屋さんです。

こちらが店舗外観。由緒正しいお店の顔してます。入るのに緊張するタイプのお店ですね。
こちらがディスプレイの様子。季節にちなんだお菓子等様々な種類が並んでいました。 お店の人にお薦めをお伺いしたところ、「大津絵」を落雁にした「大津画落雁」をお勧めされました。
大津絵の事を知らなかったので調べてみると、江戸時代に仏画として書かれ始めたもので、東海道大津宿の名物となったそう。松尾場所の俳句でも「大津絵の筆のはじめは何佛」とうたわれているそうですよ。 大津画落雁は、大津百町百福物語に認定されたお菓子なのだそう。大津を代表する銘菓だ、ということですね。
購入したパッケージはこんな感じ。第4代高橋松山先生が描かれた、大津絵の「藤娘」の包装紙に包まれています。この包装紙が欲しい、という声もあるそうですよ。

包装紙の下には、かけ紙が。昔はこのかけ紙、全て木彫りの版画だったそう。

包装紙を外すと、こんな感じの箱が出てきました。何かちょっとした辞典っぽい見た目。 で、中身です。こんな感じで落雁に9種類の大津絵が描かれています。風情があってよいですねぇ。 少しアップで撮った絵がこちら。カワイイ!
大津絵と、9種類の絵はそれぞれ説明が載っていました。しかもこちらの落雁は、江戸安政期に作られた木型を使って作られているのだとか。凄い!!!ちょっと情報量多めの記事となりましたが、こういう歴史がリッチに詰まった老舗は調べていて楽しいですね。調べて食べると、より美味しく感じられるので、老舗の皆さんには是非歴史を充実して欲しいなぁ、と思います。歴史を調べつつ食べた落雁は、いつもの落雁よりちょっと甘くって、つい昔のことを思い出す素敵な味がしました。

—— 藤屋内匠 基本情報———-
〇創業年 1661年創業 / 寛文元年創業
〇営業時間
ランチ 11:00~15:00
ディナー 15:00~22:00(L.O.21:00)
※不定休
〇住所
滋賀県大津市中央3-2-28
(公式サイト)⇒ 滋賀県大津市/和菓子/藤屋内匠

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