榮太樓總本鋪で、金鍔 (きんつば) / 東京 日本橋 1818年創業 (文政元年)

江戸時代に日本の道路網(五街道)の起点として、日本橋川に架けられた日本橋を中心に交通の要所となった中央区日本橋。江戸を代表する大商業地として賑わったこの街は、日本銀行本店や東京証券取引所などが立地する日本を代表する金融街でもあり、東京を代表する老舗の飲食店・和菓子店・食品店などの一大集積地となっています。

1818年創業、金鍔で知られる 榮太樓總本鋪

栄太郎本舗の長い歴史は、文政元年(1818年)に始まります。埼玉県飯能市で菓子商を務められていた細田徳兵衛さんが、江戸で「井筒屋」という屋台を構えことがスタートです。その徳兵衛さんの曾孫にあたる3代目細田安兵衛さん(幼名栄太郎さん)が、安政四年に日本橋にお店を作ります。その時に自らの幼名栄太郎から名前をとり、「榮太樓」と改めたそうです(以上は、榮太樓總本鋪さんのウェブサイトから抜粋し編集しています。)

こちらが日本橋の本店です。昭和22年からは喫茶室が併設されています。

今回は喫茶室でお茶をしました。

メニューはこちら。甘味メニューだけでなく、ランチメニューもありますよ。
また、このメニューにないものでも、店頭に出ているものであれば、喫茶室で購入して食べることもできます(喫茶メニューを別途頼む必要があります)。

ということで私は、喫茶メニューにあった季節の生菓子が付いた抹茶セットに、栄太郎本舗といえば、のきんつばを頼みました。

こちらが上生菓子の寄りのショット。仕事が細かくて感動しますね。

そして金鍔(きんつば)。栄太郎本舗を代表する銘菓です。刀の「鍔(つば)」をかたどった菓子で、この形状なのだそう。ちなみに金鍔が作られる前には、京都に銀鍔というお菓子があったそうですが、小麦を焼いた焼き色が金色だったことから、金鍔と名付けられたそうです(この辺りも、栄太郎本舗さんのウェブサイトに詳しいです。)

こちらは抹茶あんみつのセットに金鍔。

こちらが抹茶あんみつの寄りのショット。キレイなグリーンの寒天がいい味出してますね。

栄太郎本舗さんといえば金鍔ですので、今回金鍔を頂いたのですが、栄太郎本舗さんは季節毎に、季節の素材を使った金鍔を出されていらっしゃいます。桜の金鍔、甘夏の金鍔、栗の金鍔、安納芋の金鍔、黒ゴマの金鍔、などなど。今回は定番から入りましたが、次は季節限定ものを食べに行こうと思います。

ちなみに、岸朝子さんの東京5つ星の手土産で取り上げられたお店の一つとなります。

———榮太樓總本鋪 基本情報———-
〇創業年 文政元年創業 / 1818年創業
〇営業時間
9:30~18:00(月~土)
※日曜・祝日定休日
〇住所
東京都中央区日本橋 1-2-5
(公式サイト)⇒ 榮太樓總本鋪

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