【20/1/31閉店】江知勝 (えちかつ)の最高のすき焼きにお別れを。 / 東京 湯島 1871年創業 (明治4年)

※2020年1月31日をもって閉店されました※

文京区湯島はかつて湯島郷と称され、地名の由来には、江戸時代以前には不忍池(しのばずのいけ、台東区上野公園)が海と繋がっていたらしく海からは島のように見えた等の諸説がありますが真偽は不明です。江戸幕府の学問の府だった湯島聖堂・合格祈願の受験生で賑わう湯島天満宮・春日局墓所の麟祥院等の名所が点在しています。東京医科歯科大学及び付属病院が所在し、近隣の文京区本郷には順天堂大学及び付属医院や東京大学医学部付属病院がある、医療機器・器具等の会社の集積地。湯島天満宮周辺や台東区上野方面への春日通り沿い一帯は飲食店街・歓楽街で、老舗の飲食店・和菓子店も残っています。

1871年代創業、芥川龍之介、夏目漱石、森鴎外作品に登場したすき焼き店 江知勝 (えちかつ)

湯島駅から徒歩5分、湯島天神から2分弱の場所にある 江知勝 (えちかつ)。1871年(明治4年)に創業した老舗すき焼き店です。多くの文豪に愛されたこのお店は、芥川龍之介、夏目漱石、森鴎外の作品にも登場しています。
元々新潟で農家を営んでいた越後屋勝治郎氏によって創業されたお店。江知勝 (えちかつ)の名の由来は調べても分からなかったのですが、創業者である越後屋勝治郎氏のお名前から、と思われます。

という江知勝の外観はこちら。ビルに囲まれた場所に突然日本家屋が現われます。

正面玄関はこちら。江知勝の看板がカッコいい…。

ドアを開け中庭を通って店内に入ります。歴史の重みを感じる作りですね。

全室個室のお店で、お部屋からも庭を見ることが出来ました。

という江知勝さんのメニューはこちら。すき焼き・しゃぶしゃぶのコースがあります。今回、江知勝さんの訪問最後になると思われるので、思い切って一番高い1.1万円のコースをチョイス。 前菜は鶏肉の肉団子と白菜のうま煮的なものからスタート。あっさりしていて美味しい。次いで鰊と、茄子。味付けがちょうどよい。 海老、ハマチ、マグロのお刺身、で前菜終了。
玉子が運ばれてきまして、 そして、ちょうど良いサシが入ったお肉が運ばれてきます。これ、旨いに決まってるやつや。 最初は仲居さんが作ってくれます。いやー、良い色!
最初は肉だけでスタート。この柔らかさ、甘み、最高過ぎる…。 肉を食べ終わって、もう少し食べようかと悩んでいたら、「赤身もございますよ」と声をかけて頂き、心が決まりました。赤身で〆ます。肉の美味しさが寄り感じられ、さっぱりしていて、こちらも美味い! 〆はご飯 or お茶漬けのチョイス。私はお茶漬けにしました。余分な脂が流れていく、とか書きたかったんですけど、殆ど脂を感じない肉だったので、単に美味しいお茶漬けを頂いた感じになりましたw。 デザートにメロン。これでコース終了。ごちそうさまでした!江知勝 (えちかつ)さん、ずっと行きたいと思っていたのに、予約が中々取れずに伺えておりませんでした。そんな時に久々にぐるなびを見ていたら、

※お客様へ重要なお知らせ 明治4年、1871年から148年間と長きに渡り、商いして参りまいたが2020年1月末日をもって閉店することとなりました 長らくのご愛好、誠にありがとうございました 最期まで心を込めておもてなしさせて頂きます

というコメントを発見。既に予約があるお客様のみのご対応とのことで、予約を持っている方に連れて行ってもらいました。どんな有名老舗店でも閉店してしまうことがあるんだ、と目の当たりにし、行きたいお店は早くいかねばと誓った次第です。
(江知勝さんからは、多少は予約枠が残っているとも伺っているので、気になる方はお早めに!)

———江知勝 (えちかつ) 基本情報———-
〇創業年 1871年創業 / 明治4年創業
〇営業時間
17:00~21:30 (L.O.21:00)
※日曜定休日
〇住所
東京都文京区湯島2-31-23
(ぐるなび)⇒江知勝(湯島/すき焼き) – ぐるなび

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