かつては亀の形の島で、亀島(亀ケ島・亀津島)から亀村、亀井戸、亀戸と地名の変遷を辿った江東区亀戸。受験祈願や梅まつり・藤まつり等で賑わう寛文元年(1661年)創祀と伝わる亀戸天神社(東宰府天満宮)・香取神社・亀戸浅間神社等の多くの寺社が存在し、江戸時代には名木・臥龍梅で知られた梅屋敷がありました。今は1丁目から9丁目まで広がる繁華街・商店街・オフィス街・住宅地と多様な町で隣接の墨田区錦糸町と共に都から“錦糸町・亀戸副都心”に指定されており、各所に老舗の飲食店・和菓子店などが点在しています。
明治初期創業、和菓子屋から始まり定食屋へと転身された エチゴヤ
亀戸駅から徒歩6分ほどの場所にある エチゴヤ。明治初期(1800年代後半)に和菓子店として創業。和菓子店で軽食を提供されることになり、いつごろからかご飯メインの定食屋へと転向されたそうです。
こんな感じの黄色い看板が目印。 エチゴヤさん、かなりテレビに露出される店舗で、アド街ック天国や、モヤさま、ヒルナンデス、ぶらり途中下車の旅等々、有名番組のかなり沢山出られているそう。 そんなエチゴヤさんといえば、ポテトサラダ入りトンカツ、通称、ポテサラとんかつ、で有名なお店。こんな感じで出てきます。確かにトンカツが少し違和感ある形しているな…。 アップでトンカツを撮りました。トンカツの間から白いものがはみ出ているのが見えますね。そう、本当にポテサラが入っているんです! こちらが中身。豚肉とポテサラが入ったトンカツなんです。食べる前は大丈夫かな、なんて思っていたんですが、胡椒とマヨネーズが効いた揚げ物なので、割と違和感なく食べられました。結構好みの味です。
エチゴヤさん、ポテサラとんかつ、という食べ物も不思議ですが、常連さん達と作られる空間も不思議な雰囲気が漂っていました。どの角度で切り取っても令和な感じがしてこない、昭和な空間で(とはいえ創業は明治ですが)、昔もっとこういうお店あった気がするよなぁ、と懐かしくなりました。こういう不思議スポットも残り続けて欲しいですね。
———エチゴヤ 基本情報———-
〇創業年 明治初期創業 (1800年代後半)
〇営業時間
11:00~14:00
17:00~20:00
※日曜日 定休日
〇住所
東京都江東区亀戸6丁目55−8
(食べログ)⇒エチゴヤ – 亀戸水神/定食・食堂 [食べログ]