山口県北部で日本海に面し三方が山地に囲まれている萩（はぎ）市は、1932年（昭和7年）に阿武郡萩町が旧・萩市となり、昭和の同郡4村編入を経て2005年（平成17年）に同郡2町4村と合併して現市となり、7離島（無人3島）があります。近隣に萩が生い茂る山があったことが地名由来とされ、中心部の阿武川三角州は日本有数で、江戸時代には毛利氏の長州藩本拠地の萩城下町として栄え、吉田松陰の松下村塾育成の桂小五郎（木戸孝允）等多数の幕末・明治維新の指導者を始め昭和の戦前にかけて政財界関係者を多く輩出しています。観光業・農業・漁業が盛んで、萩焼（陶器）・夏蜜柑・柚子・大根・米（維新伝心米・赤米）・魚介類（真河豚・甘鯛・剣先烏賊・雲丹・栄螺・わかめ等）・海産加工品（蒲鉾・塩干物等）・むつみ豚・見蘭牛・牛蒡巻・夏蜜柑菓子（萩乃薫・丸漬・ママレード等）・和菓子（蕎麦饅頭・ういろう等）・清酒等の特産品・名物があります。城下町（菊屋横丁等）・幕末史跡・窯元・自然景観等の観光名所豊かな市内には、老舗の飲食店・和菓子店・食品店・割烹旅館・酒蔵などが残っています。

1855年創業、萩市で最も古い蒲鉾店 忠小兵衛蒲鉾本店

萩駅から徒歩6分ほどの場所にある忠小兵衛蒲鉾本店。1855年(安政2年)に初代となる忠小兵衛氏が蒲鉾作りを始めたことが創業です。その名声は三代長州藩主・毛利敬親公の知るところとなり、長州藩の御用勤めとなりました。3代目鋳造氏の時代には、長州で初めてとなる焼き抜き蒲鉾を誕生させた先駆者でもあります。

という、忠小兵衛蒲鉾本店さんから蒲鉾の詰め合わせをお取り寄せしました。

こちらが届いた蒲鉾です。4種類5本入っていました。

まずは、うに蒲鉾から。蒲鉾にウニが練り込んであります。

こちらが切り分けた図。ウニの甘みが感じられて美味しいです。

そして、わかめ蒲鉾です。

わかめの塩味が程よくてとても良い。これ好きだなぁ。

そして、日の出蒲鉾。

こちらが切り分けた図。赤色がストライプ状になっていて可愛いですね。

別の箇所でも書きましたが、山口には本当に沢山の蒲鉾店があります。店舗が多いこそ、各店舗の工夫がみられると感じています。忠小兵衛蒲鉾本店さんのうにはかなり珍し部類だし、わかめはこれどのお店でも定番で作るべきでは？と思うぐらい美味しかったです。蒲鉾にも色んな可能性を感じますね。

↓忠小兵衛蒲鉾本店さんの蒲鉾セットは、楽天でもお取り寄せできますよ。

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———忠小兵衛蒲鉾本店 基本情報———-
〇創業年　1855年創業 / 安政2年創業
〇営業時間
・10:00-17:00
※水曜日 定休日
〇住所
山口県萩市椿陣ヶ原2757-1
（公式サイト）⇒忠小兵衛蒲鉾本店 | 長州・萩伝統の焼き抜き蒲鉾