ビスカウトを表現しようと作られた殿畑双葉堂のビスマン / 大分 中津市 1889年創業 (明治22年)

大分県北西端の中津市は、人口が大分・別府市に次ぎ県内3位で自動車関連工業が盛んです。市名由来は不詳ですが、周防灘(豊前海)に臨む中津川河口に水城の中津城が黒田氏により築城されており、“津”(河口や海岸等の船着き場・港町)に因む地名とも推測されています。県内最大規模での農業地帯での米や青果・果実(・花卉・豊後牛・地鶏・猪肉・すっぽん・耶馬渓牛乳・味噌等が特産物で、中津からあげ・鱧料理や巻蒸(けんちん、木耳入り葛粉蒸菓子)や丸芳露(丸ボーロ)・外郎(ういろう)饅頭・蛤志るこ等の銘菓などの名物があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが残っています。

1889年創業、中津を代表する銘菓ビスマンで知られる 殿畑双葉堂 (とのはたふたばどう)

ナカノ重機前のバス停から徒歩8分ほど、中津駅から車で20分ほどの場所にある 殿畑双葉堂。1889年(明治22年)に殿畑作一氏が大分県中津市小祝町にて金花糖を製造、お菓子屋を創業したことで、その歴史が始まります。双葉堂の屋号は第35代横綱「双葉山」から贈られたもので、双葉山が小祝港で働いていた際に饅頭を食べさせて可愛がったという歴史があるそうです。

という、殿畑双葉堂さんからはビスマンをお取り寄せしました。ビスケット生地に黄身餡を入れたビスケット饅頭=ビスマンです。
包装紙を取った図。レトロ可愛い箱が出てきます。箱を開けるとビスマンが出てきます。

こんな感じの個包装です。 お菓子の真ん中にもビスマンの文字が!

パッケージにはシールも入っていました。シール入りは珍しいですね。そしてパンフレットも。 中身はこんな感じです。 ビスマンは殿畑双葉堂の3代目ご主人・殿畑忠氏が生み出したお菓子です。元々中津には、天正年間に藩主黒田家が新学校を建設した際に、その謝礼として故郷のお菓子ビスカウトを献上されたと言われています。ビスマンはこのビスカウト及び南蛮文化を表現しようとおまれたのだとか。歴史を追いかけて生まれるお菓子も素敵ですね。

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———殿畑双葉堂 ビスマン 基本情報———-
〇創業年 1889年創業 / 明治22年創業
〇営業時間
・8:00~18:30
※元旦 定休日
〇住所
大分県中津市植野523-2
(公式Facebookページ)⇒ 殿畑双葉堂 ビスマン

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