鳥取県中部の倉吉(くらよし)市は、1953年(昭和28年)に東伯郡倉吉町・上井町・6村・1村一部の合併で発足し、昭和中期・平成中期の近隣町・1村一部編入で現市域となりました。衣を失い天に帰れず村人と夫婦になった天女が夫に隠された衣を子供から見せられ天に帰ってしまい、嘆き悲しんだ2子が鼓・太鼓を打ち笛を吹いた山が打吹山となり、2子の名の倉・吉から地名が生まれたとの伝説があります。倉吉絣・各種陶磁器・二十世紀梨・西瓜・山の芋・関金山葵・せきがねハム・銘菓(打吹公園だんご等)・清酒・餅しゃぶ・牛骨ラーメン等の特産品・名物・郷土食があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店・醸造会社(清酒・醤油)などが残っています。
1880年創業、後醍醐天皇への献上団子の故事から生まれた打吹公園だんごで知られる 石谷精華堂
巌城のバス停から徒歩9分、鳥取駅から車で10分ほどの場所にある 石谷精華堂。1880年(明治13年)に、石谷すま氏が久米群倉吉町新町で食堂兼菓子屋を始めたことで、その歴史が始まりました。石谷精華堂といえば打吹公園(うつぶきこうえん)だんごが知られていますが、このお団子は1333年(元弘3年)に後醍醐天皇に甘茶団子を献上したという故事を聞いた石谷すま氏が開発した、というストーリーがあります。そんな歴史があったのか!
という打吹公園だんごを新橋にあるアンテナショップ、とっとり・おかやま新橋館で購入しました。
箱を開けると出てきます。小ぶりで可愛いお団子が! シートを外すと出てきました。この可愛いサイズをお伝えするための比較商品を置けばよかった…。 パンフレットも封入されていました。
こちらパンフレットの中面。つくば科学万博、各種ジャパンフェスティバル、ワシントン桜まつり等々、国際的シーンで使われているそうですよ。
打吹公園だんご、お団子なので甘いお菓子なのですが、知り合いの鳥取県人はお酒飲む時のおつまみとして摂取するのだとか。お酒に甘いもの、苦手な人もいると思いますが、私は全然いけるな、と思う味でした。美味しすぎて一瞬でなくなってしまったので、次回はたくさん買おうと思います。購入は公式ECサイトから出来ますよ。
——–石谷精華堂 基本情報———-
〇創業年 1880年創業 / 明治13年創業
〇営業時間
・8:00~17:30 (喫茶は17:00まで)
※1/1 定休日
〇住所
鳥取県倉吉市幸町459番地1
(公式ページ)⇒だんご一筋百二十余年 鳥取県倉吉名物打吹公園だんご 石谷精華堂