月世界は、メレンゲを最高に美味しくしたようなお菓子 / 富山 富山市 1897年創業 (明治30年)

富山県の県庁所在地である富山市は、2005年(平成17年)に旧・富山市と6町村とが合併して発足しました。47都道府県庁所在地中2位の総面積は県の約3割で、1市町村が都道府県に占める割合では全国一となっています。米・梨・葡萄・イチジク等の農産物や富山湾のホタルイカ・シラエビ・ズワイガニ・寒鰤等の豊富な魚介類が特産です。かつては神通川に遡上していた鱒による鱒寿司が名産で、市内には多数の製造・販売店があり、“月世界”等の和洋菓子店・“満寿泉”等の酒蔵や飲食店なども多く、老舗が点在しています。

1897年創業、金沢で修業した店主が立ち上げた 月世界本舗

西町駅から徒歩1分ほど、富山駅から車で10分前後の場所にある 月世界本舗。1897年(明治30年)に、小矢部市の農家生まれで金沢で菓子作り修業を行った吉田栄吉氏が、富山市内にて和菓子店・吉田栄吉商店を立ち上げられたのが始まりです。現在本社を置く上本町(当時の西三番町)へは創業から数年で移られたそうです。月世界本舗さんへは、地域ものがたるアンバサダーでの7月訪問時にお伺いしています。

という、月世界本舗さんの看板。創業者の栄吉氏が明け方の空に残る月の美しさを見て思いついたお菓子だそうです。素敵なエピソード…!

こちら店舗外観です。クラシックな店構えですね。

入り口には本店限定と思われる、月世界切れはしも売っていますよ。

店内に入りました。ディスプレイ一列月世界です。

ディスプレイ逆側。月世界本舗さんは創業者・栄吉氏の夢は「類は少なくても、ずっと長く残っていくお菓子を作ること」だったそうで、今も厳選された数種類のお菓子を作り続けていらっしゃいます。

という、月世界です。細長いパッケージに4袋入っていました。うさぎのパッケージが印象的。

パッケージ裏側です。商品の謂れが書かれています。お茶ともコーヒーとも合う抑えた甘味が特徴のお菓子なのです。

1袋はこんな感じです。こちらに2個入っています。

中身はこんな感じです。やや黄色がかった白色のお菓子で、卵・和三盆・寒天で作られた焼き菓子です。メレンゲに近い食感ですが、寒天と黄卵が入っていることが、味と見た目に変化を与えています。さっと溶ける口溶けと、上品な甘さのバランスがとても良い。

富山アンバサダーに選んで頂いた時に、富山関係者から最初にお勧めされたお菓子の1つがこの月世界でした。お勧めされた理由がよくわかる、他にない食感のお菓子で、メレンゲと落雁が結婚して生まれたようなお菓子です。パッケージに書かれていたように、お茶だけでなくコーヒーとも凄く合いそう。今度はコーヒーと一緒に食べたいなぁ。

↓月世界は楽天でも購入できますよ。

 

———-月世界本舗 基本情報———-
〇創業年 1897年創業 / 明治30年創業
〇営業時間
・9:00~18:00
※日曜日 定休日
〇住所
富山県富山市上本町8-6
(公式サイト)⇒ 月世界本舗 | 富山を代表する銘菓。新鮮な鶏卵と和三盆糖、寒天、白双糖を煮詰めた糖蜜と合わせて乾燥した口当たりのよい上品なお菓子です。

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