青森県西部(津軽地方)の弘前(ひろさき)市は、江戸時代は弘前(津軽)藩領で、町村編入・合併を経て現市となった青森市・八戸市に次ぐ県内3番目の都市です。かつては高台の城地や多くの鷹生息地が由来とされる高岡あるいは鷹岡(鷹ヶ岡)と称され、弘前には広大な地勢からの広崎転訛説・十三岬の呼称だった尾閭(びろ)ヶ崎(尾閭は十三岬から松前までの海の呼称)転訛説等の由来説がありますが、弘前への改称理由と共に不詳です。林檎生産量が全国一(25%)で、林檎加工品・嶽きみ(玉蜀黍)・寒造り干し餅・麩・麩菓子(パンダのうんこ・ジャンボー等)・銘菓(竹流し・バナナ最中等)・つがる漬・清酒等の特産品・名物や、けの汁(粥の汁)・じゃっぱ(あら)汁・棒鱈と蕗の煮つけ・筍と身欠鰊の炒めもの・筍田楽・貝焼き味噌・津軽蕎麦等の豊富な郷土食があります。市内には多数の老舗が残っています。
1926年創業、鹿内氏が創業した煎餅店 しかないせんべい
弘前駅から徒歩30分弱、車で10分前後の場所にある しかないせんべい。1926年(大正15年)に、鹿内健三氏によって創業された煎餅店です。現在はせんべいから広がり、青森のりんごをつかったお菓子や、その技術を活かした様々なお菓子を製造・販売されています。
という、しかないせんべいさんの看板。オレンジのフォントがカッコ良い。
こちらがお店正面の写真です。モダンな見た目で、煎餅店のイメージからは考えるとちょっとビックリしますね。
お伺いしたタイミングが6月末だったので、水無月の紹介や曜日限定のお菓子・りんごのわらびもち・ルバーブタルトの説明が載っていました。
店内に入りました。創業の品であるせんべいが出迎えてくれます。
豆煎餅の看板をアップで。県外の人間にとっては豆せんべいこそ、津軽煎餅や南部せんべいな気がしちゃいますよね。以前県内の人に聞いた感じだと、県内の人はごま、県外の人は豆が多いとのことでした。
季節感を活かしたお菓子も沢山あって、あじさい模様をあしらったお煎餅もありました。
しかないせんべいさんのメイン商品の1つが、こちらの”らぷる”。ジャムに近いりんごの果肉がたっぷり詰まったお饅頭的なお菓子です。同タイミングで入ったお客さんはらぷるを数十個単位で購入されておりました。
会計レジの隣には、えんやき、というお菓子も。小さい今川焼きみたいなお菓子ですね。
えんやきは力を入れている商品に見えたので、1つ買って看板の前で写真とりました。ENYAKIの文字も可愛いいですね。
そして、こちらがらぷるです。
こんな感じのお饅頭的なものですが、煎餅生地を使われているそう。せんべいってこんなふわふわにも焼けるのか、とちょっとビックリ。
そして、しかない津軽せんべいです。こちらは豆版。
このピーナッツ入りのお煎餅、大好きです。落ち着ける味ですよねぇ。
ごまも購入しました。
ごまはこんな感じで、せんべいにびっしり詰め込まれている感じです。濃いめで美味しかった!
しかないせんべいさん、せんべい生地からつくったというらぷるが特に美味しかったです。せんべい布団から連想して作られたという柔らかい煎餅を、という開発ストーリーも素敵です。日持ちも20日するし、個包装で食べやすいので青森のお土産に良さそうだなぁなんて感じました。美味しかったです!
↓らぷるは楽天でも購入できますよ。
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——-しかないせんべい 基本情報———-
〇創業年 1926年創業 / 大正15年創業
〇営業時間
・10:00~20:00
※年中無休
〇住所
青森県弘前市新寺町32
(公式サイト)⇒ しかないせんべい | 青森県弘前市の菓子店 津軽厚焼き豆せんべい