澤田屋さんの本店限定できたてくろ玉 / 山梨 甲府 1911年創業 (明治44年)

山梨県庁所在地の甲府市は、1519年(永正16年)に甲斐国守護大名・武田信虎が現・笛吹市石和町から現・甲府市川田町を経て躑躅ケ崎館(現・甲府市古府中町)に居館を移した際に甲府(甲斐国府中)と命名した地。御岳昇仙峡・湯村温泉・甲府城址(舞鶴城公園)の観光名所や武田氏ゆかりの信玄墓所・武田神社(躑躅ヶ崎館跡)等の多数の寺社・旧跡が点在していて、宝石研磨宝飾・水晶細工・手彫印章・印伝(羊・鹿革)等の伝統工芸産業で知られています。鮑煮貝・鳥もつ煮ほうとう・御岳そば等の郷土食品も多く、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が残っています。

1911年創業、山梨を代表する銘菓 くろ玉で知られる 澤田屋

甲府駅から徒歩10分強の場所にある 澤田屋。江戸時代末期よりお菓子の卸売り業をしていたそうですが、1911年(明治44年)に現在の場所で生菓子の製造小売りを始め、その年を創業年とされています。

こちらが本店の外観。2016年にリニューアルされたばかりで、かなりモダンで奇麗な店舗でした。 澤田屋さんといえば、くろ玉ですが発売はなんと昭和4年(1929年)。そんな前からあるお菓子だったのですね。本店限定で「できたてくろ玉」が食べられるんです。
本店はイートインコーナーが併設されており、そちらで頂くことが出来ます。できたてくろ玉は1個110円。今回はお抹茶とセットでオーダーしました。クッキーもおまけで付いてきます。くろ玉は、名前の通り黒い!くろ玉少しアップで。この絵だけど、どんなお菓子か想像付きづらいですね。 あんまり奇麗に撮れておらず恐縮ですが、くろ玉を切った図がこちら。くろ玉は、うぐいす餡に黒糖羊羹をかけたお菓子です。戦前に大ヒット商品となり、当時はくろ玉で本社ビルが建った、なんて言われたそうですよ。ほのかな甘みで美味しかったです。
お伺いした時は節分シーズンで、甲府につたわる節分のおかし「がらがら」も販売されていました。中におもちゃが入っているそうですよ。 と、もう一つ気になったお菓子が「ごるふまん」。あまりの衝撃に写真がブレててすみません。1958年発売なので、60年も前からゴルフのお菓子を販売しているって、先進性があり過ぎですね。

澤田屋さんのくろ玉は、お土産で何度か頂いたことがあるのですが、もうちょっと固めの食べ物だったような…。お土産用のくろ玉と、できたてのくろ玉だと少し違うのですかね。出来たてだけに柔らかい、という感じなのかしら。
甲府土産といえば、信玄餅のほうが知名度が高い気がしなくもないですが、くろ玉もかなり歴史のあるお菓子。今度の甲府訪問の際には、ぜひ買ってみてください。

—— 澤田屋 基本情報———-
〇創業年 1911年創業 / 明治44年創業
〇営業時間
店舗 9:00-19:00
カフェコーナー 9:00-18:30 (LO 18:00)
11:30~15:00
※年中無休
〇住所
山梨県甲府市中央4-3-24
(公式サイト)⇒ 澤田屋 – くろ玉 山梨甲斐の銘菓

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