笹一酒造の にごりわいんいちごは、甘くて美味い / 山梨 大月市 1661年創業 (寛文元年)

山梨県東部(郡内地方東部)の大月(おおつき)市は、1954年(昭和29年)に北都留郡の大月町・猿橋町・七保町・笹子村・賑岡村・初狩村・梁川村が合併して発足し、その直後に同郡富浜村を編入して現市域となりました。江戸時代は谷村藩領(谷村城下)を経て幕府直轄領で、甲州街道45宿中12宿(大月宿・猿橋宿等)が所在していました。北部は山岳地帯で南部のJR大月駅周辺が市街中心地であり、笹子峠や岩国の錦帯橋・木曽の棧(かけはし)と共に日本三大奇橋の猿橋(無橋脚、国名勝)等の名所があります。地名は、江戸時代(寛永期)完成の農業用水路“五ヶ堰”付近に群生していた大槻(欅)から地区は大槻(おおつき)と称され、寛文検地時に駒橋(現・大月橋)から月が一際大きく見えたことから大月となったとされます。甲斐絹・炭製品・ウコン・納豆・銘菓(笹子餅・猿橋まんじゅう・厚焼木の実煎餅等)・清酒・焼酎・にごみ(味噌煮込うどん)等の特産品・名物があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品小売店・酒蔵などが残っています。

1661年創業、明治天皇ご行幸の御前水で酒を仕込む 笹一酒造

笹子駅から徒歩4分ほどの場所にある 笹一酒造。1661年(寛文元年)に、花田屋として創業し、1919年(大正8年)に天野久氏が笹一酒造と改名して現在に至ります。笹一の笹は酒を意味し、酒の日本一を目指す、という意味が込められています。2013年酒造年度で大量生産方式を止め、現在は麹作り・酒母工程を手作りに戻し、酒質の大幅な改善をされています。

という、笹一酒造さんの外観です。左が酒遊館という工場直営ショップです。

正面からの写真。横に長い、かなり広いスペースのお店です。

アルミに彫られた看板もカッコ良い。

笹一さんの歴史と酒造りについても掲載されていました。富士山から流れる地下水を仕込み水に使うってすごいですよね。このお水は明治天皇が東京から京都へご行幸の際に携行したお水で御前水と呼ばれています。由緒正しすぎですね。

という笹一さんには大量のお酒が並んでいたのですが、山梨なのでワインを買ってしまいました。にごりわいんいちご、という苺の甘口ワインです。

美しいルビー色をしています。甘い苺の匂いが漂います。

味を表現しづらいですが、高級かき氷店で使われる苺シロップをさらに上品にした飲み物って感じで、食前酒に使うと良さげな甘味あるワインでした。怖いぐらい飲みやすい。美味しかったのでまた買いたいですが、次は日本酒も買ってこないとですね。

———-笹一酒造 基本情報———-
〇創業年 1661年創業 / 寛文元年創業
〇営業時間
・9:30 – 18:00
※無休
〇住所
山梨県大月市笹子町吉久保26番地
(公式サイト) ⇒ 笹一酒造

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