熊本市中央区は、熊本県庁・熊本市役所を始め諸行政機関が所在し、オフィス街や上通・下通等の商店街・繁華街が賑わう市の中心部です。西部には熊本城、南東部には水前寺公園(水前寺成趣園・すいぜんじじょうじゅえん)・上江津湖(西半分は東区)等の名所・旧跡があり、美術館等の文化施設も複数存在しています。熊本城周辺は、かつては市内中央を流れる坪井川・白川を内堀・外堀に見立てた熊本藩の城下町でした。区内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店が多数残っています。
1582年創業、熊本一歴史が古い 400年の歴史を持つ朝鮮飴の元祖 老舗 園田屋
通町筋駅駅から徒歩10分程度、熊本駅から車で15分程度の場所にある、老舗 園田屋。1582年(天正10年)に、園田武衛門氏によって創業されました。創業時より販売されている朝鮮飴が名物です。ちなみに第19代店主園田健一氏は漫画家でイラストレーターでもいらっしゃいます。
朝鮮飴は、当初 長生飴や肥後飴と呼ばれていたそう。その後朝鮮飴と呼ばれるようになったのは、豊臣秀吉による朝鮮出兵 文禄・慶長の役に由来します。肥後国の城主 加藤清正が出兵時に持ち込み、朝鮮飴と呼ばれるように。保存性が高く、味が良かったから携帯食として重宝されたのでしょうね。
という老舗 園田屋さんの外観はこちら。一目で感じられる歴史ある店舗です。
入り口横にはお店の説明書きが。天下一の保存食と激賞された銘菓で、細川家の時代には参勤交代の際に貢物として使われたのだそう。凄い歴史!ちなみに柿球肥も名物なのです。
店内に入りました。これが朝鮮飴です!
園田健一氏によるかわいいキャラクターも作られていました。と、一番左にあるのが”れもん飴”という新商品。朝日新聞の記事によると115年ぶりの新商品なのだそうですよ!柿球肥がの発売が1903年(明治36年)され、れもん飴が2018年発売なので115年ぶりってことですね。
ちなみに味見もできました。今回は朝鮮飴のみの購入となりましたが、柿球肥も美味しかったので次回は買いたい!
ということで買ってきました朝鮮飴。風格あるパッケージですね。 開けるとこんな感じ。片栗粉がまぶされています。真っ白で写真のピントが合っていないw
取り出した朝鮮飴がこちら。飴といっても、ふわふわの求肥のようなお菓子。もち米、水あめ、砂糖で作られています。上品な甘さが美味しい!
朝鮮飴、という名前以上あまり調べずにお伺いしたので、店頭で試食させて頂いた際にちょっとビックリしました。飴っていうより餅!というか求肥!だと。ふわふわ食感に上品な甘さがあってとっても美味しかったです。生っぽい感触なのに、保存性がいいのにもビックリ。こんな食べ物が400年以上も前からあるって驚いちゃいますね。熊本行ったらまた買いたいと思います。
—— 老舗園田屋 基本情報———-
〇創業年 1582年創業 / 天正10年創業
〇営業時間
・10:00~18:00
※日曜日 定休日
〇住所
熊本県熊本市中央区南坪井町6-1
(公式Facebookページ)⇒ 老舗 園田屋