田楽家の”でんがく”は、麦味噌と甘い醤油で作った超美味しいのでした / 熊本 熊本市西区 1877年創業 (明治10年)

熊本市西区には、R熊本駅が立地し、海上の人工島には熊本都市圏と直結した物流港湾の熊本港があり、島原外港(島原市)ともフェリーで結ばれています。北部にカルデラ式火山の金峰山(標高665m)等の山々がそびえ、その南側を井芹川・坪井川・白川が流れる自然に恵まれた町で、寺院等の旧跡の多数あります。河内蜜柑等の果樹栽培や有明海での海苔養殖が盛んです。この町にも老舗の飲食店や和菓子店が残っています。

1877年創業、高橋稲荷神社前で田楽を提供し続ける 田楽家

熊本駅から車で15分程度、上高橋のバス亭から徒歩5分程度の場所、高橋稲荷神社の門前にある 田楽家。こちらの高橋稲荷神社は日本四大稲荷に数えられることもある神社です(日本四大稲荷の数え方は諸説あり、高橋稲荷さんが含まれないこともあります)。

1877年(明治10年)に、初代となる佐村権八氏が門前に小さな茶屋を開いたことで、その歴史が始まったそう。その後、境内に茶屋を構えられていた時期もあったそうですが、大正から昭和時代に現代の場所に移られたそう(歴史は百年食堂さんの記事に詳しいです)。

という田楽家さんの外観はこちら。この立派な看板!

店舗内に入るとこんな看板が。百年食堂さんの記事では、明治初期創業で詳しい年代は分からないとのことでしたが、現在は明治10年創業とされています。

メニューを撮り忘れましたが、田楽家さんでは「田楽定食」という田楽を中心とした定食がメインメニューとなっています。当然田楽定食をチョイスしました。

田楽、小鉢が3つ、お吸い物、お漬物、ご飯のセットです。こちらのお吸い物はお平と言うそう。卵と練り物が入っていてかなり豪華!! こちらが田楽です。九州のちょっと甘めの麦味噌と、熊本の甘いお醤油で作られているので、パンチある甘みです。「このお味噌、ご飯ととっても合いますよ」と言われたのですが、確かに超合う! 甘い味噌とご飯の組み合わせは、懐かしい美味しさに再会した気分になりました。東海文化圏で育った私は、味噌おでんにつけられていた八丁味噌の余りをご飯にかけて食べてたので、こういう甘め味噌×ご飯の組み合わせが大好きなのですよね。
と、田楽家さんですが、お店の方がとっても親切で優しかったです。「(田楽家を)どう見つけられたんですか?」と聞かれ、「どれかは覚えていないのですが、百年食堂さんの記事は読んできました」とお話したところ、「百年食堂見てきてくださった方沢山いるんですよ」とお話されていました。僕のサイトもそうなりたいぞ…。と、移動に入ろうとしたら、「ちょうど駅に用事があるのでご一緒しますか?」と、なんと駅まで送って頂くことが出来ました。何かこういうやり取りが出来るお店って好きだなぁ。また機会を見つけて伺いです。

——田楽家 基本情報———-
〇創業年 1877年創業 / 明治10年創業
〇営業時間
・11:30~15:00
・17:00~21:00
※火曜日 定休日
〇住所
熊本県熊本市西区城山大塘461
(食べログ)⇒ 田楽家 (デンガクヤ) – 田崎橋/郷土料理(その他) [食べログ]

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