中屋彦十郎薬局の混元丹飴 / 石川 金沢市 1579年創業 (天正7年)

石川県庁所在地の金沢市は、江戸時代は加賀・能登・越中の三国を治めた加賀藩(102万5千石)前田家の城下町として繁栄。金沢の地名は、芋掘り藤五郎が山芋洗いの際に砂金が出た“金洗いの沢”(“金城霊澤”、兼六園内の金沢神社隣の泉)に由来するとされています。加賀野菜・鰤・ズワイガニ(雌は香箱ガニ)・清酒等の県特産食品を始め、治部煮・かぶら寿司・ごり料理・笹寿司・金沢おでん等の加賀料理・郷土食や各種和菓子等の食・菓子文化も豊かで、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が数多く残っています。

1579年創業、前田綱紀公から各種漢方の製造を許可された 中屋彦十郎薬局

香林坊のバス停から徒歩2分ほど、金沢駅から車で12分前後の場所にある 中屋彦十郎薬局。1579年(天正7年)に薬種業として創業し、寛文年間( 1661-73年)には、前田綱紀公から紫雪・耆婆万病円・烏犀円等の漢方製造を許可され、近代にいたるまで製造販売をされていた会社です。明治期に漢方受難の時代を迎えられましたが、現在も各種漢方の製造販売を行われています。

という、中屋彦十郎薬局さんの混元丹飴を購入しました。混元丹は創業当時から口伝で製造方法が伝わり続けている中屋彦十郎薬局さんの代表的な漢方で、今回購入したのはその飴バージョンとなります。
パッケージ裏側です。この飴は1692年(元禄5年)に飛騨高山へ向かう加賀藩士に持たせたのが、こちらの混元丹雨です。
中屋家の歴史についても書かれていました。元々は山城国(京都)から移り住んだ方がルーツなのですね。現在は15代目の御当主となります。
こんな感じで個包装されております。
一つ取り出した図です。 中身はこんな感じ。漢方配合なのでお薬感は多少ありますが、ちゃんと美味しいです。

漢方の飴ということで、苦かったりするのかな?と不安になっていましたが、お砂糖類が沢山入っているので甘くて十分食べやすかったです。これで健康になるなら、むしろ食べ続けたいなぁと思ったぐらい。昔の人の知恵も生活に取り入れたいですね。

———中屋彦十郎薬局 基本情報———-
〇創業年 1579年創業 / 天正7年創業
〇営業時間
・9:00-18:00 (土曜日は16:00まで)
※日曜・祝日 定休日
〇住所
石川県金沢市片町1丁目1-29
(公式サイト)⇒ 漢方薬の通信販売:中屋彦十郎薬局

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