宮醤油店の本醸造丸大豆しょうゆ / 千葉 富津市 1834年創業 (天保5年)

千葉県南部の富津(ふっつ)市は、世界最大級の富津火力発電所を擁して富津岬の北側は京葉工業地帯であり、南側は南房総国定公園で浜金谷港(フェリーターミナル)や多くの漁港があり、マザー牧場(鬼泪山、きなだやま)・安房郡鋸南町との境の鋸山・市中央部の東京湾観音等で知られています。市名由来は、古代伝承で日本武尊(倭建命、やまとたけるのみこと)の東征時に上総国沖で投身して嵐を鎮めた妻の弟橘姫(おとたちばなひめ)の腰巻が流れ着いた地の“布流津”の転訛とされています。江戸時代は(上総)飯野藩等で末期は海岸部が江戸湾岸防備のため会津藩領でした。海苔・はかりめ(穴子)・醤油等の特産物や竹岡(式)ラーメン・はかりめ丼(煮穴子丼)などの名物があって、市内には老舗の飲食店・食品店などが残っています。

1834年創業、名峰・鹿野山の水と温暖な気候で醤油造りを行う 宮醤油店

佐貫郵便局前のバス停から徒歩1分ほど、佐貫町駅から徒歩12分ほどの場所にある 宮醤油店。1834年(天保5年)に、伊勢出身の伊勢屋庄七氏が伊勢庄(後に伊勢正)の屋号で醤油造りを始めたことが創業です。タマサ印の商標で関東一円に出荷をされています。

という、宮醤油店さんの本醸造・丸大豆しょうゆを購入しました。

ボトル裏側です。いわゆるこいくち醤油に分類されます。国産大豆を使われて造られたお醤油です。

ボトルの逆サイド。名峰・鹿野山の良質な水と温暖な気候で造られたお醤油です。

出してみました。綺麗な旨味が濃く、でも塩味が立たない美味しいお醤油でした。

千葉県は、キッコーマンやヤマサの2大巨頭のいる醤油生産量日本一の都道府県です。大メーカーに目を奪われがちですが、昔ながらの生産方法を守り続けられている素敵なメーカーも共存している醤油文化がリッチな街です。蔵周りもそろそろしたいなぁ。

———-宮醤油店 基本情報———-
〇創業年 1834年創業 / 天保5年創業
〇営業時間
・9:00-17:00
※無休
〇住所
千葉県富津市佐貫247番地
(公式サイト)⇒ 有限会社 宮醤油店

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です