日本のハム普及の立役者ローマイヤでハンバーグを食べる / 東京 銀座 1921年創業 (大正10年)

江戸時代に置かれた銀貨幣鋳造所(銀座)に地名を由来する中央区銀座は、明治時代に文明開化を象徴する町として銀座煉瓦街が建設されて栄えてきました。現在の銀座8丁目付近で芸妓能楽師に因んで称された金春(こんぱる)芸者で賑わった幕末からの花柳界が、明治政府高官などの贔屓により新橋花街として江戸時代以来の柳橋(現・台東区)と共に「柳新二橋」と称し発展し、昭和中期の最盛期を経て今も中央区築地にかけて10軒以上の料亭と数十人の芸者を擁しています。東京を代表する地域ブランドのショッピング街として、大繁華街として、また夜の高級な社交の場として今に至っており、各所に老舗の飲食店や和洋菓子店などが数多く点在しています。

1921年創業、日本でロースハムを作り普及させた ローマイヤ

銀座駅・東銀座駅、どちらからでも徒歩2分程度の場所にある ローマイヤレストラン銀座。1921年(大正10年)に創業されたローマイヤのレストラン部門です。ローマイヤは創業者であるドイツ人 ローマイヤ氏のお名前です。ドイツで生まれたローマイヤ氏は、第一次世界大戦にて青島で捕虜となり日本へやってきました。保釈後、ドイツ食品を日本に広めようと、一時は帝国ホテルで働くも、直ぐに出資者を得て、東京・大崎に工場の建設。それが前述の創業年1921年となります。

ローマイヤといえばお総菜部門とレストラン部門があり、レストラン部門は永らく閉じておりましたが、19年3月に復活。ということで行ってきました。かなりオシャレなビルに入居されています。

ビル入り口にはメニューが。どれも肉々しくって美味しそう過ぎる!

中に入りました。こちらがランチメニュー。日本でロースハムを作った会社であることを考えればハム系を、と思ったものの、一番上に出ているのはハンバーグだしなぁ、と一人悩む…。今回は一旦ハンバーグをチョイスしました。

ハンバーグを待つ間、スープが出てきます。コンソメ系の美味しいスープ。

出てきました、ハンバーグ!サラダ+ハンバーグ+スープ+(ライス or バゲット)で1000円と、銀座の老舗店のお肉とは思えないお得プライス!

せっかくなのでハンバーグをアップで。日本のハンバーグよりも肉々しい感じがするのは気のせいか。とにかくジューシーで超美味い!!!ローマイヤさん、谷崎潤一郎の作品に出てきます。

妙子は銀座まで出かけるなら、話に聞いてゐるニュウグランドかローマイヤアへ行きたいと云ふので、ローマイヤアと云ふことにした

永らくレストランは閉じてしまっており、チャンスがなかったのですが、2019年3月に復活!ということで、ウキウキしながら出かけたんです。レストランの料理は、事前期待を裏切らないクオリティで、ジューシーなお肉をたっぷり楽しむことが出来ました。ここは通いたくなる魔力があるなぁ。

——- ローマイヤ 基本情報———-
〇創業年  1921年創業 / 大正10年創業

以下は、ローマイヤレストラン銀座店の情報です
〇営業時間
ランチ  11:30〜15:00(L.O. 14:00)
ディナー 17:30〜23:00(L.O. 21:00)
※日曜/祝日 定休日
〇住所
東京都中央区銀座5-9-17 銀座あづまビル 2F
(公式サイト)⇒ ローマイヤハムのホームページ

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