こんぶの岩崎のタラコ入り昆布巻きが最高だった件 / 東京 吾妻橋 1894年創業 (明治27年)

墨田区吾妻橋は、隅田川を隔てて台東区浅草地区と結ぶ吾妻橋の東岸一帯。吾妻橋は竹町の渡しと呼ばれた渡し舟場跡に創架され、当初は大川橋と称されていました。橋近くには墨田区役所や金の炎のオブジェで知られるアサヒビール本社が所在する墨田リバーサイド地区があり、橋から北方面は墨堤桜の名所である隅田公園となっています。町には老舗の飲食店・食品店も複数残っていますよ。

1894年創業、料亭向け昆布も扱う こんぶの岩崎

銀座線浅草駅から10分ほど、本所吾妻橋駅から5分ほどの場所にある こんぶの岩崎。1894年(明治27年)に創業したこのお店は、元々は昆布問屋としてスタート。昭和に入った約60年前に、3代目の方が小売業もスタートし、今の営業スタイルへとなったそうです。小売店があるおかげで、店舗営業者でもない我々でも気軽に昆布を買えるようになりました。

こちらが店舗外観。お店の外にまで大量の昆布製品が並べられています。100以上の商品があるそうですよ。

こちら少し正面のショット。夜に輝く「こんぶの岩崎」の文字が眩しい。

こちら店舗の中です。すごい種類!

ディスプレイの中も、もちろん昆布です。

今回は昆布の佃煮と、たらこ入りの昆布巻きを購入。私、昆布巻きが大好きなんです。まずは佃煮から。これご飯が進み過ぎる系。うまぃぃぃぃ。

そして、たらこ入りの昆布巻き。これはご飯にもお酒にも最高に合う。

ついでに買ってきた胡麻菓子昆布も。ヘルシーなお菓子として最高にイケる。昆布もポテンシャルの高さ凄いな。

あまり料理をしない人間なので、昆布屋さんで買うものあるのかな、と不安になりつつ伺ったのですが、良い昆布屋さんには、美味しすぎる昆布巻きと佃煮がありました。昆布巻きも多くの種類があったので、タラコ以外の色んな昆布巻きを試してみたくなりました。また必ず行きます。

———こんぶの岩崎 基本情報———-
〇創業年 明治27年 / 1894年創業
〇営業時間
9:00~20:00
※日曜日 定休日
〇住所
東京都墨田区吾妻橋1-4-3
(墨田区銘品名店会 サイト)⇒こんぶの岩崎|墨田区銘品名店会

2件のコメント

  1. ・大分前に富山県高岡市を訪れた時に、街中で何軒もの昆布店に巡り合って、流石に北前船の寄港地だったのだな、と鰹節出汁圏の関東人である私は感嘆した事でした。
    ・東京では、昆布専門店と云えば大阪の松前屋や小倉屋山本辺りの百貨店出店程度で、嘗て庶民は何処の町にも在った乾物屋で出汁昆布や鰹節や豆などを買っていましたが、その乾物屋も次々に姿を消し、家庭でも削った鰹節や昆布で出汁を引いたりはほぼ途絶えて、削り節や出汁の素や昆布佃煮などをスーパー辺りで買うようなご時世になってしまいました。ですから、岩崎は東京で稀有の存在で末永く続いて戴きたいと念ずる次第です。
    ・ところで、浅草で乾物屋と云うと、私は近くに行った時に合羽橋本通りの萬藤合羽橋店に立ち寄る事があります。萬藤は大正初めに茨城県大洗で卸商を始めて直ぐに浅草に出て創業し、昭和初年には店舗も出した、と店で聞きました。尤も私が買うのは概ね上質の蕎麦の乾麺です。それは勿論常備しておいて頻繁に食べているからですが、他にもこじ付けの理由があって、それは関東大震災後に浅草から世田谷区の北烏山に多くの寺院が移転して未だに寺町を形成しており、江戸期に信州出身蕎麦打ち名人の、寺内の道光庵庵主が参詣人に振舞っていた蕎麦が評判で、蕎麦切り寺とも呼ばれていた称往院もその一寺ですが、萬藤合羽橋店は、その称往院が在った處だと聞いたからです。因みに、未だに、蕎麦屋で長寿庵・松月庵・利久庵・翁庵・本むら庵等々と庵が付く屋号が多いのはこの実話に因るのだそうです。従って、私はそんな縁から旨そうな気がして蕎麦乾麺を買っている次第なのであります。

    1. ・昆布専門店、意識したことがなかったのですが、確かに町中でほとんど見たことないです。
      乾物屋さんも、思い出せないぐらいレアな存在ですしね。
      岩崎さん、今後ことある毎に、みんなに広めていこうと思います。
      あの美味しい昆布巻きも食べてもらいたいですし。

      ・萬藤合羽橋店さん!は、合羽橋による際に何度か伺ったことがあります。
      (昔、番組作る時の小道具を買いに行ったりしてまして)
      そんなに古いお店と知りませんでした…。
      ウェブサイトを見てみたら、ニイミさんの向かいにカフェもオープンされてるのですね。
      次回の訪問時に、店舗かカフェ、どちらか伺ってきます!

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