和歌山県中部で、県の海岸線ほぼ中央部・日高川河口の御坊（ごぼう）市は、江戸時代は紀伊（和歌山）藩領で、1954年（昭和29年）に日高郡御坊町及び5村合併で発足し、1959年（昭和34年）の同郡印南町一部・1978年（昭和53年）の同郡日高町一部各編入で現市域となりました。御坊の地名は、戦火消失した天文年間(1532-55)建立の浄土真宗本願寺吉原御坊の後身として1595年（文録4年）に建立された御堂（現・西本願寺日高別院）が“日高御坊”・“御坊様”と称されたことが由来です。全国一生産高の麻雀牌（大洋化学）・さいころ・御坊人形・果物(温州蜜柑・八朔・西瓜・メロン等)・魚介（鯵・鯖・鰆・鮑・伊勢海老等）・釜揚げしらす・花卉（スイトピー・霞草・スターチスは全国一生産）・醤油・味噌・金山寺（徑山寺：きんざんじ）味噌・銘菓（つりがねまんじゅう・つりがねもなか・清姫煎餅・やきもち等）・芋焼酎・鯵なれ寿司・せち焼き（焼きそば溶き卵固め）等の特産品・名物・郷土食があり、市内には老舗の和菓子店・食品会社・醸造所（味噌・醤油）などが残っています。

大正初期創業、地元銘菓つりがね饅頭等を製造する 湖月堂

紀伊御坊駅から徒歩4分ほど、御坊市役所前のバス停から徒歩6分ほどの場所にある 湖月堂。大正初期に創業された、100年超えの歴史を持つ和菓子店です。御坊市の地元銘菓である つりがね饅頭をはじめ、数多くの和菓子を製造・販売されています。現在は、3代目・4代目の親子で切り盛りされているそうです。

という、湖月堂さんの外観です。クラシカルな見た目ですね。

店内に入りました。こちらがディスプレイの様子。沢山の和菓子が並んでいます。

別の側面には、御坊市の名物である つりがね饅頭がディスプレイされています。和歌山最古とされる道成寺の安珍清姫伝説にまつわり作られたお菓子となります。

つりがね饅頭を買おうか悩んだので、「一番売れているのはどれですか？」と聞いたところ、上用まんじゅうだと教えて頂きました。3色あったので全て購入。

上用まんじゅうは、丁寧に作られたおまんじゅう！って感じで、甘さ控えめなあんこ含めて最高に落ち着ける味でした。そうそう、和菓子ってこういうことだよね、って味がします。私がお伺いしたタイミングは地元のお客さんがいらっしゃっていたのですが、こういうお菓子が日常的に地元で手に入れられるって良いなぁと感じました。

↓湖月堂さんのお菓子は、楽天だと ふるさと納税で出ています。

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——湖月堂 基本情報———-
〇創業年　大正初期創業 (1900年代)
〇営業時間
・8:00-20:00
※火曜日 定休日
〇住所
和歌山県御坊市薗247-3
（食べログ ）⇒ 湖月堂 – 紀伊御坊/和菓子 | 食べログ