如水庵、小風呂敷包餅の筑紫もち & 博多ひとしな & れもん大福 / 福岡 博多区 江戸時代には存在

福岡市は、那珂川を境に、福岡藩黒田氏の武家町“福岡”と古来からの国際貿易港・商人町の“博多”として永らく栄えてきましたが、明治初年に統合され福岡(当初は福博)となりました。博多地区は今や大企業支社が集積するビジネス街となっています。博多の語源については、“土地博く人・物産多し”説・羽形(大鳥が羽を広げた地形)説・泊潟(外洋船停泊の潟)説等の諸説があります。博多地区にも老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店などが数多く残っています。

江戸時代には存在が確認できる老舗和菓子店 如水庵

博多駅から徒歩4分ほどの場所にある 如水庵。創業年は不明となっていますが、ウェブサイトの歴史ページによると、1845年(弘化2年)にお菓子の注文を受けた際の木型が残っているとのことですので、このページでは江戸時代には存在が確認できる老舗店として紹介します。1962年、株式会社五十二萬石本舗を設立、1989年に販売部門と統合し、現在の社名・如水庵へと変更されています。社名の「如水」は福岡の基礎を作った戦国武将・黒田官兵衛(如水)から取られています。
※如水案さんの創業年については、下部に注釈があります。

という如水案さんの本店です。店舗の作りもロゴ看板もモダンな作りですね。
店何入りました。ディスプレイもかなりカッコ良いです。老舗店のクオリティ感を守りながら、かなりモダンな見せ方に振っている印象です。
如水庵さんといえば筑紫もちですよね。入り口にガッツリ並んでおりました。
今回は、そのタイミングでかなり推していた 博多ひとしな &れもん大福を購入しました。

博多ひとしなはざっくりいうと、きな粉クリームの入った焼き菓子です。

こんな感じです。きな粉クリームってありそうであんまりないですよね。希少大豆タマホマレを使っているそうです。
そして、れもん大福です。一口サイズの食べやすい子です。 レモン果汁が入った、酸味&甘味のバランスが良いお菓子でした。コーヒーに合いそう。
ここからは、前のお取り寄せした筑紫もちのお話です。ちなみに、筑紫は「つくし」と読みます。ただし地元では「ちくし」とも発音するため、如水庵さんは「ちくしもち」も正式な呼び名としているそうです。面白いですね。

箱を開けるとこんな感じです。有名どころのお菓子で例えると、山梨名物の信玄餅と近しいお菓子です。

一つ取り出した図がこちら。小風呂敷に包まれた餅菓子なのです。

開けるとこんな感じです。きな粉がたっぷりかかったお餅に、黒蜜をかけて食べます。ハズレのないコンビネーションですよね。
(黒蜜をかけた絵を撮り忘れるという痛恨のミス…!)

中にはパンフレットも入っていました。こちらによると1830年には榮松堂という屋号でお菓子を本業にされていたとのことです。

こちらがパンフレットの中面です。きなこに使う大豆は国内で0.5%しかとれないタマホマレを使っているそうですよ。

筑紫もちは、現会長の森さんが幼い頃祖母に作ってもらったきな粉餅をヒントに、1977年(昭和52年)に発売されたお菓子なのだそう。博多出身の友達によると、彼は東京に来るまで信玄餅を食べたことがなく、これ系のお餅といえば筑紫もちだと思っていたそう。
似たお菓子は日本中にあるのですけれど、信玄餅が昭和40年代、元祖とされる東京の赤坂青野さんの赤坂もちは1920年代に発売されています。日本各地に似たお菓子が点在しているって面白いですよね。
ちなみに私は、桔梗信玄餅信玄餅(金精軒)・筑紫もちを同時に買って食べ比べたことがあるのですが、筑紫もちさんが一番上品で甘さ控えめでした。最も甘かったのが金精軒さんの信玄餅で、その中間にあるのが桔梗信玄餅といった感じで。この辺りの違いも食べ比べてみるとわかるので楽しいですね。

※小風呂敷包系お菓子については、山梨イベントの際に調べてこちらにまとめています。ご興味あればどうぞ。

※歴史に関する注釈です。かつては、天正年間(1573~1591・安土桃山時代)に、初代・庄右衛門氏が東部作出町(現、博多区博多駅前1丁目)でお菓子作りを始めたことで、その歴史が始まったと説明をしておりました。ですが、同店の状況説明には不確かな部分があり、公正取引委員会からの通達もあり現在は創業年不明としています。

↓楽天でも購入できますよ。

 

———如水庵 基本情報———-
〇創業年 江戸時代には存在 (天正年間創業説あり)
〇営業時間
・平日 9:00-19:00
・土・日・祝日 9:30-18:00
※元旦のみ定休
〇住所
福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目19-29
(公式サイト)⇒如水庵 公式オンラインショップ |福岡の和菓子

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