一保堂茶舗で、薄茶・濃茶&お茶菓子 / 京都 中京区 1717年創業 (享保年間)

鴨川・堀川・高瀬川等が流れる京都市中京区(なかぎょうく)は、昭和初期に旧上京区南部と旧下京区北部とが合併して生まれました。染物・京友禅(きょうゆうぜん)産地として知られ、二条城・本能寺等の名所旧跡や祇園祭・時代祭・鴨川をどり等の年中行事が多くの観光客を集め、花街・歓楽街の先斗町(ぽんとちょう)や京都独特の生鮮食材・乾物・漬物・おばんざい等の専門店が集まる錦市場(にしきいちば)が賑わっています。区内各所に老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが何軒も残っています。

1717年創業、お茶の老舗 一保堂茶舗

京都市役所から徒歩5分ほどの場所に、お茶の老舗 一保堂茶舗さんはあります。創業は1717年(享保年間)で、近江出身の渡辺利兵衛さんが立ち上げた、茶器や陶器を扱っていた近江屋さんが、一保堂さんのルーツとなります。
茶器からお茶へ商売を拡大後、お茶の質の高さで有名になった近江屋さんは、1846年(弘化3年)に、山階宮(やましなのみや)より「茶、一つを保つように」と「一保堂」の屋号を賜ったそうです(一保堂さんの歴史ページに詳細があります)。

こちらが本店の様子。この場所へは1864年に移られてきたそうです。売店の横に喫茶室「嘉木」もあります。こちらは1995年スタート。

今回は喫茶室「嘉木」でお茶をしました。こちらがメニュー。抹茶・煎茶・玉露系、悩ませてくれます…。

今回は濃茶と和菓子のセットをオーダー。濃茶は薄茶にも作り変えてくれる、とのことで濃茶をチョイスしました。

和菓子のアップ写真。名前を失念してしまいましたが、京都の老舗の和菓子屋さんの生菓子とのことでした。

こちらが濃茶のアップ。うん、濃いw。

濃茶をある程度飲んだ後、お願いすると薄茶をたたて頂けます。濃厚な濃さと和菓子の甘さの後に、すっきりした薄茶を飲むと、あぁ京都に来たんだな、って気持ちになります。

京都の老舗は大学時代に幾つか訪問しているものの、当時はあまり理解しないまま伺っていました。今回はせっかくの機会ですので、少しずつ学びながら老舗訪問を続けたいと思っています。
京都には老舗が多いだけでなく、お茶屋さんも多い印象です。一保堂さんは喫茶室があり気軽に楽しめるのが圧倒的にポイント高いですね。外国人のお客さんも沢山いらっしゃっていて、お茶を気軽に楽しまれていました。高過ぎない敷居って重要ですよね。

——一保堂茶舗 京都本店 基本情報———-
〇創業年 享保年間 / 1717年創業
〇営業時間
売店 午前9時から午後6時
喫茶室嘉木 午前10時から午後6時(LO:午後5時30分)
※年末年始定休日
〇住所
京都府京都市中京区寺町二条上ル常盤木町52
(公式サイト)⇒ 一保堂茶舗

3件のコメント

  1. そう、先月行ったのですよ。
    奈良で老舗晩御飯食べようと思ったら、休日でやってなくて、京都に出たのよね。

    で、この清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)知らなかった!
    超良さげなので、次回京都行くときに行ってきます!!

    1. 念のため・・・
      日本最古というだけあって、、まったくおいしくはないです!ただ、忘れられないような味ではあります。笑

      いちおう、京都由来の人間としてまじめにおいしいところもいくつかあげますね。
      瓢亭(予約必須)
      http://hyotei.co.jp/
      三嶋亭は有名ですが
      https://www.mishima-tei.co.jp/
      わたしはいろはの方が好きです。(しかし創業1964年)
      http://www.sukiyaki-iroha.com/ja/sheet/
      すっぽん料理大市(パンチがあります)
      http://www.suppon-daiichi.com/
      あぶり餅
      https://matcha-milk.com/kyoto-aburimochi/
      つけもの近為(お食事がおすすめ)
      http://www.kintame.co.jp/
      いづ重(すし)
      http://gion-izuju.com/shop/
      喫茶築地
      http://souda-kyoto.jp/travel/eat/long_established_cafe.html
      原了郭の黒七味
      http://www.hararyoukaku.co.jp/

yuatetsu へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です