丸十ベーカリーヒロセの昔ながらのシベリア / 東京 高円寺北 1925年創業 (大正14年)

杉並区の高円寺地区は、北の早稲田通りから南の青梅街道までの一帯で、今は高円寺駅を中心に中央線を境として高円寺北及び高円寺南となっていて、都道318号環状七号線(環七通り)が縦貫しています。江戸初期までは小沢村と称されていましたが、1555年(弘治元年)開山の宿鳳山高円寺(高円寺南)に鷹狩りの度に休息に立ち寄っていた三代将軍徳川家光がその寺号に因み地名を高円寺と改称したと伝わっています。学生・単身者用の集合住宅も多く20~30代の住民比率が高い地域です。毎年8月開催の“東京高円寺阿波おどり”は多数の見物客で賑わいます。この町にも老舗の和菓子店・食品店などが残っています。

1925年創業、コッペパンの生みの親・丸十の血を引く 丸十ベーカリーヒロセ

高円寺駅から徒歩2分の場所にある 丸十ベーカリーヒロセ。1925年(大正14年)に創業されたパン屋さんです。詳しい歴史についてはわからないのですが、1913年(明治34年)に東京下谷黒門町で創業したコッペパンの生みの親である丸十パンさん系列となります(丸十パン組合のページに名前もあります)。社長の名前が広瀬さんとありますので、屋号後ろのヒロセはお名前から取られているのでしょうね。

という丸十ベーカリーヒロセさんの外観。プリン&シベリア推し!

カウンターの上には、お買い得品の3個入りのパンが。これも買いだね。 ということでシベリアを買ってきました。この甘さ、定期的に食べたくなりますよねw。都内で見かけたのは相当久しぶりです。 ジブリ映画の「風たちぬ」に登場してから再び火がついた印象です(このサイトでは、1916年創業のコティベーカリーさんについで2回目の登場!)。

お買い得3個セットも買いました。このパンは3種の餡が入ってて豪華。こういうちょっとした工夫が嬉しいですね。 うろ覚えですがクリームパン。 と、あんぱんです。どれも昔ながら感があって美味しかった!丸十ベーカリーさんの分家筋のお店には、かなり多くの老舗店があります。このサイトだと1921年(大正10年)創業の山梨県甲府市の丸十山梨製パンさん、創業年はわかりませんが、現在 全日本丸十パン商工業協同組合の組合長を務められている 板橋区大山町のマルジューさんをご紹介しています。まだお伺いしていない店舗としては、1919年(大正8年)創業の三鷹丸十ベーカリーさんがあります。コッペパンを産み、様々な土地に根を下ろしている丸十パン系列のお店、いつか制覇してみたいですね。

—— 丸十ベーカリーヒロセ 基本情報———-
〇創業年  1925年創業 / 大正14年創業
〇営業時間
・9:00 – 22:00
※土曜日、年末年始定休日
〇住所
東京都杉並区高円寺北3-21-1
(公式Twitter)⇒ 高円寺駅前北口のパン屋さんヒロセ@95周年

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