志乃原の越中菓子・江出の月 (えでのつき) / 富山 高岡市 1832年創業 (天保3年)

富山県西部の中心都市である高岡市は、2005年(平成17年)に旧・高岡市と1町とが合併して発足。江戸時代 1609年(慶長14年)に加賀藩主 前田利長が築いた高岡城の城下町として発展し、高岡は利長が築城・開町に際して“詩経”の一節<鳳凰鳴矣于彼高岡(鳳凰鳴けり彼の高き岡に)>に由来して命名したことが地名の由来です。江戸時代に北前船寄港地だったことから昆布消費が盛んで、とろろ昆布・昆布巻・昆布巻蒲鉾・昆布飯・昆布おにぎり等の特産品・地場食品や昆布使用の和洋菓子等が豊富で、市内には老舗の和菓子店・食品店などが残っています。

1832年創業、高岡藩士にルーツの初代が立ち上げた 江出乃月本舗 志乃原

越中中川駅から徒歩9分ほど、高岡駅から車で9分ほどの場所にある 江出乃月本舗 志乃原。そのルーツは、高岡藩士で海産物問屋を営んでいた旗本寺井家にあり、1832年(天保3年)にその子孫にあたる増山宗兵衛氏が開業したのが始まりです。代表銘菓である江出の月は、3代目に当たる菓匠三郎平氏によって安政年間に創案されています。志乃原さんのお菓子は、地域ものがたるアンバサダーでの6月訪問時に購入、7月に訪問しております。

こちら、江出乃月本舗 志乃原さんの外観です。リニューアル時期が最近なのか、かなりモダンな建物でした。真ん中には代表銘菓・江出の月、の文字が。

味噌まんじゅうも大きな文字で訴求。買わなきゃいけない気になりますねw。

店内に入ります。ディスプレイにはおかしがズラリ。

沢山ありすぎて、悩んじゃいますね。

江出の月は、一番大きくスペースが割かれていました

こちらが味噌まんじゅうです。結構大きめサイズ。

思ったより味噌の味で、結構ユニークな味でした。

そして、季節のお菓子として涼菓くずきりそうめん、を購入。

カップに入っているのは、食べやすくて良いですね。

江出の月は、JR富山駅構内で購入しています。BOXタイプの4袋入りを購入しました。

1袋取り出した図。1袋2枚入りになります。

パッケージ裏側です。不思議な餡だったんだけど、醤油・日本酒・白味噌が入っていたのね。

という、江出の月です。この形状は、富山湾の水面に映し出された満月を表した、とのこと。由来まで素敵ですね。お米で作ったせんべい状の皮に、白餡と味噌・醤油で作った餡が挟まっている、というお菓子です。

江出の月、初体験だったので、しょっぱ甘い餡にちょっとビックリしましたが、2つ目にすぐ手が伸びる感じの美味しさがありました。江戸時代にこんなモダンなお菓子があったのにビックリ。味噌まんじゅうも同じ方向性で美味しかったです。また遊びに行きたいなぁ。

↓江出の月、楽天でもお取り寄せできますよ。

 

———-江出乃月本舗 志乃原 基本情報———-
〇創業年 1832年創業 / 天保3年創業
〇営業時間
・8:30~19:00
※水曜日 定休日 (年末年始・祭日を除く)
〇住所
富山県高岡市城東1-9-28
(公式サイト)⇒ 江出乃月本舗 志乃原

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