鳥取県鳥取市は、全国最少人口・最小人口密度の県庁所在地で、山陰地方で京阪神方面からの東の玄関口となっています。鳥取の名については、古事記に捕鳥納税の記述があり、沼沢湿地帯に捕鳥狩猟民が居たとか、日本書紀に言語不自由な王子が飛来白鳥を見て初めて発語したとの記述がある等の由来説があります。二十世紀梨・松葉蟹・モサ海老・白烏賊・鳥取和牛・あご竹輪・とうふ竹輪等の特産品も多く、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が残っています。
1865年創業、鳥取名物とうふちくわを製造・販売する ちむら
川端一丁目のバス停から徒歩6分ほど、鳥取駅から徒歩15分ほどの場所にある ちむら元魚町本店。1865年(慶応元年)に、千村清次郎氏が鳥取市元魚町にて、とうふちくわの製造・販売業として創業されました。とうふちくわとは、魚のすり身と豆腐を使って作る名前の通りの商品で、鳥取県内のみで食べられている食品です。
元々は、1648年に当時の鳥取藩主 池田光仲が、魚が高価であり大豆作りが盛んな状況を見て、魚の代わりに豆腐を食べることを奨励し、その結果生まれたのが「とうふちくわ」となります。メーカーにより違いはありますが、豆腐7・すり身3の割合で作られるのが一般的なのだとか。
という、ちむらさんにお伺いしました。2018年にリニューアルされたとても綺麗なお店です。
サイトに日曜日定休日とあったのですが、お伺いした3月は月・土以外は結構休みが多いようです。で、残念ながらこの日はお伺いできず…。
ということで、とうふちくわは以前お取り寄せしたものです。私は過去1度食べたことがあるレベルですが、思い切って結構な量を買いました。 こんな感じのパンフレットが入っています。 こちらが中面。とうふちくわは、豆腐とすり身だけで作ったプレーンなもの以外にも、カレー、トマト、牛肉入りといったたくさんの味があるのが特徴なのです。鳥取県人に激推しされたのは、カレー味のカレーとうふ。 カレーとうふという名前なのに竹輪ビジュアルが出てくるのは、やや頭が混乱しますが、カレー味のとうふちくわです。おやつにもおかずとしても使える万能選手。フワッフワな食感の後にやってくるカレーがクセになる。 そして生姜とうふ。 色味的にあんまり見えませんが、しっかり生姜です。 そしてねぎとうふ。 ねぎがアクセントになっていて良い感じ! ラストが鳥取和牛とうふちくわ。袋も牛柄で気合入ってますね。ミンチ状の肉が入ってます。美味しい!
とうふちくわは、豆腐が入っている分、一般的な竹輪と比較するとやや淡白な味になります。ので、たくさんのフレーバー展開にするに至ったのかと思います。今回は全部そのまま食べましたが、火入れしたり唐揚げにしても美味しいですよ。
今回は下↓で紹介している、お試し6種類セットを購入したのですが、一つだけ問題がありまして。とうふちくわは、上述した通り豆腐7:すり身3という豆腐よりの食べ物なので賞味期限が短く、4日しか賞味期限がないのです。それを知らずに買ってしまったので、まとめて沢山食べなければならない事態に…。購入される際は、賞味期限をお気をつけてご購入くださいませ!
↓楽天で購入しました。
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—— ちむら 基本情報———-
〇創業年 1865年創業 / 慶応元年創業
〇営業時間
・10:00~16:00
※日曜日 定休日
〇住所
鳥取県鳥取市元魚町3丁目223
(公式サイト)⇒ とうふちくわの里 ちむら