【18年夏閉店】東京 渋谷 総本家朝日屋 (創業1907年)

※18年夏ごろ閉店したとのことです。

東京・渋谷。様々な文化や流行の発信地であり、目まぐるしく変化していく街。
そんな渋谷の多種多様な飲食店が立ち並ぶ賑やかな道玄坂を登っていくと、ふと現れる「創業明治四十年」の看板が。
「100年前の渋谷ってどんな感じだったのだろう?」と思いを馳せつつ今回は渋谷・道玄坂にある100年老舗のお蕎麦屋さんを訪れてみようと思います。

上野から始まった「朝日屋」

朝日屋は百瀬百次郎氏が明治40年に上野・入谷で稲廼屋を開業したのが始まりだそう。
そしてその後は、渋谷に移転し今の「朝日屋」の名前になりました。

朝日屋のれん会

「朝日屋のれん会」というものも存在し、のれん会の会員は120店舗あるそうです。
「のれん会」というのは、見習いから技術を習得し職人として認められると新しい屋号が与えられる「のれん分け」。
その「のれん分け」したお店の集まりを「のれん会」と表し、日本には様々なのれん会が存在しています。

渋谷ながらのメニューの豊富さ

さてさて店内に入ってみて食してみましょう。
店内はランチ時で賑わっており、年季は入っていますが心地の良い定食屋さんの雰囲気で硬苦しさはありませんので気軽に入れる印象です。
メニューも渋谷という土地にあるからか豊富で、変わったメニューもちらほら。
渋谷も観光地で海外からのお客さんも多いということで英語のメニューもあります。
朝日屋の蕎麦は信州がルーツの「更科系」で麺は白く、つゆは甘めが特徴です。

こちらは鴨南蛮そば。
渋谷で温かいお蕎麦。ホッとする味で、安心した気持ちになっている自分がいました。

渋谷・道玄坂の100年を越える老舗

渋谷で100年を超える老舗は多くありません。土地柄、絶えず変化が目まぐるしく飲食店も数年もすればガラリと変わってしまう街。ですがそんな街にも100年を超える老舗があり気兼ねなく私たちを迎え入れてくれます。
渋谷でお蕎麦。とてもホッとします。
この感覚を味わいに行ってみてください。

———-総本家朝日屋 基本情報———-
・創業1907年(明治40年)
営業時間
[月~金]
11:00~20:00
[水]
定休日
ランチ営業、日曜営業

・住所
東京都渋谷区道玄坂2-10-13 成瀬ビル 1F

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