トリコロール本店、アンティークブレンド & サバラン・オランジュ / 東京 中央区銀座 1936年創業 (昭和11年)

江戸時代に置かれた銀貨幣鋳造所(銀座)に地名を由来する中央区銀座は、明治時代に文明開化を象徴する町として銀座煉瓦街が建設されて栄えてきました。現在の銀座8丁目付近で芸妓能楽師に因んで称された金春(こんぱる)芸者で賑わった幕末からの花柳界が、明治政府高官などの贔屓により新橋花街として江戸時代以来の柳橋(現・台東区)と共に「柳新二橋」と称し発展し、昭和中期の最盛期を経て今も中央区築地にかけて10軒以上の料亭と数十人の芸者を擁しています。東京を代表する地域ブランドのショッピング街として、大繁華街として、また夜の高級な社交の場として今に至っており、各所に老舗の飲食店や和洋菓子店などが数多く点在しています。

1936年創業、昭和のカフェ文化を今に伝える 銀座トリコロール

銀座駅・東銀座駅のどちらからとも徒歩3分ほど、銀座四丁目のバス停から徒歩1分ほどの場所にある トリコロール本店。1936年(昭和17年)、キーコーヒー(当時は木村商店)の創業者である柴田文次(旧姓木村)氏が、コーヒー普及のために銀座に店を開いたのが創業です。1939年(昭和14年)には上海にも店舗を立ち上げ人気店となったそう。東京大空襲で焼失するも1947年(昭和22年)に新装開店されています。戦後に建て直しされていますが、戦前の雰囲気を残す昭和初期の装いが保存された銀座の人気スポットの1つです。

という、トリコロール本店の外観です。赤煉瓦・回転ドア・雰囲気のあるファサードと完璧な装いです。
店頭のメニューです。朝時間帯はモーニングメニューもあるんですよ。
そしてドリンクメニューです。挽きたて淹れたての寝るドリップコーヒーが売りとなります。 トリコロール本店は基本めちゃくちゃ並びます。店内のこの階段に並ぶ感じなので、外からは混み具合が見えないのですが。この日は昼過ぎに伺って、30分ほど並んだ感じです。

今回は1階席の案内だったので、2階はパッと撮影してきました。天井が高くて、自然光を取り込む形になっているのがとてもよい。

階段上から並んで段々と呼ばれる順番が近づきます。本当はカウンターが良いのですが、運が良くないと座れないです。
ケーキ類はショーケースの中に。この辺のデザインも、めちゃくちゃ可愛いんだよなぁ。
1Fの壁側も見どころがいっぱいです。こちらはちょっと高そうなカップが。サイズ的にデミタスカップとかなのかしら。

そして、壁かけ時計&昔のポスター、そしてシャンデリア。めっちゃ可愛いなぁ。

店内紹介はこの辺にして、ここからメニューです。

メニュー表に歴史が書いてある店は良いお店です。

1ページ目にコーヒーの淹れ方が。オーダーを受けてから挽き、そしてネルドリップで抽出します。
こちらはアイスコーヒーと、デザートです。トリコロールさんといえば、アイス カフェ・オレと店内で作るアップルパイが有名なのです。
ですが、この日は肌寒かったので、アンティーク ブレンドコーヒーと、サバラン・オランジュをオーダー。サバランが大好きなので、見つけるとオーダーしちゃう病なんです。 アンティークブレンドコーヒーです。ネルドリップだからこその香りだかさが特徴。苦味はなく、まろやかさ押しで飲みやすいです。食器類も美しいですね。
そして、サバラン・オランジュ。洋酒を使ったケーキです。オレンジ風味のシロップとアルコールで、大人な酸味もあって物凄く美味しい。

トリコロール本店は、建物・テーブルウェア・メニューラインナップ・味わい、その全てが「クラシカル」とまとめられる統一感があって、お店全体を通して滞在を楽しめる設計となっています。お店全体を楽しめる老舗店って、そもそも数が多くないのですが、その数少ない中でもトリコロール本店さんの素晴らしさは際立っています。結構並ぶお店なのですが、待つ価値のある店舗です。ザ・クラシカルな老舗店をぜひ体感して欲しいです。

———銀座トリコロール 基本情報———-
〇創業年  1936年創業 (昭和11年)
〇営業時間
・8:00 – 18:30
※火曜日 定休日
〇住所
東京都中央区銀座5-9-17
(公式サイト) ⇒ 銀座トリコロール

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