紅蓮屋心月庵の優しいお菓子 松島こうれん / 宮城 宮城郡松島町 1327年創業 (嘉暦2年)

宮城県中部の宮城郡は、かつて県名の由来となった地域であり、1878年(明治11年)の行政区画としての郡発足時は現在の仙台市中心部・塩竃市・多賀城市等を含んでいましたが、現在は松島町(まつしままち)・七ヶ浜町(しちがはままち)・利府町(りふちょう)の3町が属しています。松島湾に面する松島町は、日本三景の“松島”・瑞巌寺・五大堂等で知られる観光地であり、牡蠣・浅利・穴子・はぜ等が特産で、牡蠣丼・松島こうれん等の各種和菓子などが名物です。郡内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが数多く残っています。

1327年創業、鎌倉時代から続く一子相伝の味を引き継ぐ 紅蓮屋心月庵

JR松島海岸駅から徒歩4分ほどの場所、日本三景松島の近くにお店を構える 紅蓮屋心月庵(こんれんやしんげつあん)。鎌倉時代の1327年(嘉暦2年)に創業され、紅蓮尼が作ったと言われるお煎餅・松島こうれんを23代にわたって作りづつけていらっしゃいます。紅蓮尼は日本女性の鑑とも称される人物で、小太郎と谷(後の紅蓮尼)の物語は紅蓮屋心月庵さんのウェブサイトで読むことが出来ます。

ということで、松島こうれんです。ササニシキを薄い餅状にして、炭火で焼き上げたお煎餅となります。

裏側はこんな感じです。紅蓮尼の和歌二首と、松島こうれんの由来が書かれています。

取り出した図がこちら。薄手のお米のお煎餅です。

横からも1枚。ほのかな甘味がある上品なお菓子。小さな子でも食べられそう。しみじみ美味しい系ですね。 小太郎と紅蓮尼の物語のパンフレットも入っていました。紅蓮屋心月庵さんのウェブサイトにあるものと同じですかね。  松島こうれん、おそらく食べたのは初めてなのですが、昔食べたことがあるような気がする、お米の民族のDNAをくすぐる味がしました(もしかしたら、食べたことがある可能性もありえますけれどw)。懐かしく、上品で、ほのかに甘い、記憶にある優しいお米の味がするお煎餅でした。華やかな美味しさのあるお菓子じゃないけれど、ずっと食べていられる気がする、しみじみ美味しいお煎餅でした。また食べたいなぁ。

↓楽天からお取り寄せも可能です。

 

——-紅蓮屋心月庵 基本情報———-
〇創業年 1327年創業  /  嘉暦2年創業
〇営業時間
・8:30~18:00
※火曜日定休日(祝日の場合は水曜日)
〇住所
宮城県宮城郡松島町松島字町内82
(公式サイト)⇒ 松島こうれん 宮城松島 紅蓮屋心月庵

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