埼玉県南東部で南側が東京都足立区・北区と接する川口市は、1933年(昭和8年)の発足以降は近隣諸町村編入を繰返して2011年(平成23年)には旧鳩ケ谷市の編入合併を以て現市となっています。市名由来は不詳ですが、芝川と入間川(現荒川)との合流地点だったことによる古地名“小川口”由来説もあり、江戸時代は関東郡代伊奈氏支配下の天領で、日光御成街道の川口宿・鳩ケ谷宿の宿場町として栄えました。古くから農閑期副業の鋳物製造が盛んで明治以降は“東の川口・西の桑名”と称される鋳物の町として知られる工業都市となり、鋳物製品・安行(あんぎょう)地区の植木・和竿等の伝統名産品や防風(ぼうふう、刺身つま等)が特産で甘納豆・太郎焼(今川焼)等の名物があります。1970年代以降に移転・廃業が相次いだJR川口駅周辺の鋳物工場跡地等に高層集合住宅が林立する市内には老舗の飲食店・和菓子店などが残っています。
1884年創業、登録有形文化財として登録されている 十一屋北西商店
鳩ヶ谷本町一丁目のバス停から徒歩1分ほど、鳩ヶ谷駅から徒歩7分ほどの場所にある 十一屋北西商店。1884年(明治17年)に創業された酒屋さんで、昭和初期に建てられた現在の店舗と蔵が登録有形文化財に指定されている雰囲気のあるお店です。
という十一屋北西商店の外観です。渋い雰囲気がとてもカッコ良い。
店内に入りました。こちら店舗を建てた時に各社さんから頂いたものなのだとか。めっちゃカッコ良いな。
私はプチアレルギーがあり、日本酒があまり飲めないのですが、鳩谷宿ラベルの日本酒があると聞き今回のご訪問となりました。 こちらですね。が、既に終売でこちらは飾り用のものなのだとか。残念…! 地元のお酒ないですか?とお伺いして紹介していただいたのがこちらの文楽。上尾市で作られているものだそうですよ。元々鳩谷宿ラベル、そして御成姫ラベルはこの文楽さんに作っていただいていたものだそうです。 で、その文楽です。ガラスボトルがオシャレ。 裏側です。 一応出した図も。お酒か分かりづらいですがw。やや辛口のお料理に合わせやすそうなお酒でした。
十一屋北西商店さんは、4代目の北西一則さんが選んだ日本酒、ワイン、ビールが沢山並べられていて、地域のお酒ニーズを満たすのに十分なセレクションでした。お酒が飲めると楽しめそうなお店です(私はあんまり飲めないw)。地域ごとに頑張る酒屋さんがあるって良いですね。
——-十一屋北西商店 基本情報———-
〇創業年 1884年創業 / 明治17年創業
〇営業時間
・9:00-20:00
※日曜・祝日 定休日
〇住所
埼玉県川口市鳩ヶ谷本町1-2-8
(公式ページ)⇒ (株)十一屋北西酒店(川口市)-地域でがんばる元気な商店