入舟、天使の海老フライ・入舟ランチB・入舟ライス / 東京 品川区南大井・大森駅 1924年創業 (大正13年)

品川区南大井の京浜急行電鉄・大森海岸駅周辺は、昭和の大戦前までは海苔の養殖や漁業が盛んな海岸で砂浜が広がっていました。八幡海岸と呼ばれていた明治中期には海水浴場が開設されて賑わい、やがて隣接地に料亭が続々と開業され置屋(芸者派遣業)も営業し始めて、昭和前期には大森海岸三業地として発展を遂げ、隣接の大井三業地や埋め立て地の大森新地(現・大田区大森北、平和島駅周辺)と共に広範な一帯が昭和40年代(1965-1975年)位までは東京有数の花街として賑わいました。現在、その花街の跡には高層集合住宅が林立していますが、大森海岸駅周辺には今も元料亭の建物などがわずかに残り、老舗の飲食店も存在しています。

1924年創業、かつての花街の雰囲気を今に伝える 入舟

京急・大森海岸駅から徒歩5分ほど、JR大森駅から徒歩7分ほどの場所にある お座敷洋食 入舟。1924年(大正13年)、東洋軒で修業した山本 高由氏が創業した洋食店です(おそらく現在津市に店舗を構える東洋軒さん)。入舟さんの店舗がある大森海岸は、東京有数の花街として賑わった場所で、1Fが花街の運転手さんの待合室、2Fがお座敷で料理を楽しむ場所でした。現在は2Fはそのままに1Fをテーブル席として活用されています。大好きなお店で著書「日本老舗食等大全」でもご紹介しております。2018年に記事を書いて以降に何度か再訪しているので、アップデートします。

こちらが外観です。右側は1Fの入り口、左側は2Fへの入り口となります。2Fへ向かう階段です。赤い絨毯がテンション上がりますね。
ちなみに階段横には2代目の奥様で、メディア出演もされていた名物女将・山本雅子さんのお写真が。私も何度かご挨拶させて頂きました。89歳まで店頭に立たれていたとのこと。と言いつつ、2Fの写真を撮り漏れているので、かっこいいライトしかないです。まあ、行ってのお楽しみということで。
こちらが名物の1つ、入舟ランチのBです。天使のエビフライ・クリームコロッケ・ロールキャベツがついています。こちらはビーフシチュー。このトロトロの卵が最高なんです
別タイミングで伺った際の天使のエビフライです。4名だったので4本にカスタマイズして頂けました。
そして、アジフライ。アジフライコンテストがあったら優勝できるクラスの美味しさです。
そして入舟ライス。豚肉・ピーマン・にんじんの入ったチャーハン的な食べ物。しっかり洋食なのが良い。
100周年時のお祝いの花達です。
そして100周年記念で配られた手ぬぐい。宝物にします。
以下は、2018年訪問時です。

こちらが店舗外観。このビルは昭和に建て替えられたものだそう。

外にメニューも出されていました。黒板に白チョークの由緒正しさよ。

入船でランチする際には、

・日替わりランチ
・入舟ライス
・天使の海老フライ

のどれかを頼むことが多いです。
カレーやオムライスにも行きたい気持ちはあるのですが、特にエビフライの引力が強すぎて毎回負けます。

で、今回は久々にお伺いしたので天使の海老・エビフライをオーダー。まずはスープがやってきます。

そしてこれがエビフライです。なんと3本も!!!

アップの図。3本って凄くないですか?
こちらのエビフライのポイントは、すっごくカリカリまでパン粉が揚げてある点。にも拘わらず、中身はプリっぷりです。この触感の楽しさと、エビの甘さと、と、僕海老フライランキングの中では、必ず思い出されるお店です(他にエビフライランクが高いお店は、神保町のランチョンさん)

久々の入舟でつい興奮してしまいましたが、本当にこちらのエビフライは一度は食べてみるべき料理だと思います。エビフライはどこで食べても大体美味しいのですけれど、一つ頭抜けた美味しさを体感できるかと思います。

———お座敷洋食 入舟 基本情報———-
〇創業年 1924年創業 (大正13年)
〇営業時間
・11:30 – 14:00
・17:00 – 20:30
※日曜日・祝日の月曜日 定休日
〇住所
東京都品川区南大井3-18-5
(公式X)⇒ 洋食 入舟(お座敷洋食 入舟)

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