ピーターパンの自販機でパン購入 & 長期保存可能な米粉パンをお取り寄せ / 広島 福山市 1899年創業 (明治32年)

広島県東部で県南東端の福山市は、1916年発足の旧・福山市が1966年に旧・松永市と合併して現市となりました。元は蝙蝠(こうもり)山と称した福山城の地を“蝠”が“福”に通じるとして水野氏が福山と命名したのが地名由来です。下駄(全国生産8割)・琴(全国生産7割)・備後絣(日本三大絣)・畳表・デニム等の地場産品が多く、クワイ(全国生産8割)・グリーンアスパラガス・青大(巨大胡瓜)・葡萄・桃・杏・海産物やその加工品(鯛竹輪・ガス天等)・加工醤油・保命酒・とんど饅頭・本物そっくりスイーツ等の特産物・名物が豊富で、名勝・鞆の浦を望む市内には老舗の和洋菓子店・食品店などが残っています。

1899年創業、無添加にこだわり早期に米粉パン開発に成功した ピーターパン

明神前のバス停から徒歩1分、東福山駅から徒歩17分ほどの場所にある ピーターパン。1899年(明治32年)、廣川市松氏によって廣川日進堂として創業されました。当時の記録は福山空襲で焼けてしまい残されていないそうです。長らくパン店を続けていた廣川日進堂さんに転期が訪れたのが、1980年代のこと。当時の最高技術者が保存料で「口がピリピリした」ことから、保存料無添加のパンに舵を切ります。また2002年、かなり早い段階で米粉でパンを作る事に成功し、その後保存料無添加ながら長期保存可能なパンの開発に成功されます。

ちなみにピーターパンという名前は4代目社長の廣川徹氏の時代にまずブランド名としてスタートし、その後社名もピーターパンと変更されています。

というピーターパンさんの本社へ。かつては直営のパン屋さんや喫茶店を営業されていたそうですが、現在は学校給食や各種卸、通販がメインだそうです。本社工場にお店はないのですが、自販機で購入可能です。

入り口はこんな感じです。

その横には「パンの自動販売機」という暖簾が。 自動販売機をアップで。各種お惣菜パン、菓子パンが販売されています。工場で作ったものが、工場目の前で買えるこの仕組み、嬉しいですね。
購入したのはお得ドッグ。シンプルなホットドッグ形式のパンです。これで130円は嬉しいですね。 袋から出した図は、こんな感じです。給食パンを作るお店だからか、給食のコッペパンを食べているかのような、懐かしい気持ちになれました。

また別タイミングでピーターパンさんからお取り寄せをしています。初回限定の6種類セットです。これが1ヶ月近く常温保存とか凄い!

まずは、ベーグルっぽい見た目の米粉パンから。モチモチしてて美味しい。ベーグル的に何か挟んでも絶対美味しいなぁ。 こっちは塩パン的なもの。これも最高に美味い。 写真撮り忘れましたが、ピーターパンさんといえばの米粉パン・米太郎もモチモチしていてすっごく美味しかったです。米粉かどうかは、言われないと分からない気がしますが、もっちり感が普通でないので凄く美味しかった!これで長期保存可能とか最高ですね。また買い足したい。

少し話変わりますが、以前にある現存最古のパン屋さんを調べたことがあります。初稿22年なので少し古いですが「日本最古のパン屋さんを調べる。最古店は明治初期のあんぱんの生みの親!(随時更新)」という記事です。この記事を書いた時点では、ピーターパンさんが創業時からパン屋さんか分からなかったのですが、そのご連絡頂き創業時からパン屋さんとわかりました。ということは、可能性として現存最古の西日本のパン屋さんの可能性があります。す、すごいお店に訪問していたのだな、と思うと、訪問後しばらくたった今になって緊張してきましたw。

↓私が購入した時と中身が変わっていますが、こんな感じの初回限定セットを購入しました。

 

——-米粉パン工房ピーターパン 基本情報———-
〇創業年 1899年創業  /  明治32年創業
〇営業時間
・本社機能のため割愛
〇住所
広島県福山市明神町1丁目14番地41号
(公式サイト)⇒ もっちり米粉パン工房ピーターパン

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