江戸時代に明暦大火で焼失した浅草西本願寺の代替地(現、築地本願寺)として佃島住人が埋め立てて出来た中央区築地。永らく海軍用地として使用され、その跡地には昭和初期に日本橋から魚河岸が移転し、世界一の魚市場と知られるまでになりました。魚市場が豊洲に移った現在も、場外市場等は多くの買物客や外国人などの観光客で賑わっており、老舗の飲食店なども数多く点在しています。
1856年創業、江戸前の佃煮の味を今に伝える 佃茂 (つくも)
日比谷線・築地駅1番出口から徒歩1分ほど、有楽町線・新富町駅から徒歩4分ほどの場所にある 佃茂。1856年(安政3年)に創業した佃煮の専門店です。戦時中に中断するも、1949年(昭和24年)に現在地で再開をし、今も築地で佃煮の味と技術を継承しています。佃煮は築地のそばにある佃島で誕生した食べ物で、天保年間(1830年頃)に誕生したとされています。その歴史を踏まえると佃茂さんは、佃煮と歴史を共にする長い歴史をお持ちだと言えそうです。
という、佃茂さんの外観です。ガラス面に江戸風のデザインが施されているのが素敵ですね。
看板には元祖佃煮處と書かれています。
店内に入りました。昔の看板と思われるものが飾られていたのですが、めっちゃカッコ良いです。
ディスプレイにはギフト用の大口等が並んでいます。

こちらはグラム単位で買えるものですね。100gあたりの値段が載っています。わかさぎ・ほたてといった江戸前に限らないラインナップがあるのも魅力的ですね。
そしてその隣には、自宅用にもプレゼント用にも買いやすい小口のパッケージが並んでいました。
今回は小口パッケージのもので、のり・富貴豆・あみの3種類を買ってきました。
江戸前といったら、あみの佃煮というイメージがあります。
こんな感じの小魚系ですね。
ご飯に乗せると永遠にご飯が食べられます。

そして、のり。
海苔の繊維感が残っていて、とても美味しい。
そして、富貴豆です。甘さが強めでご飯が進む。
佃煮は味が濃いからこそ、白米が進んで最高のご飯の友だよね、と思っているのですが、最近は減塩とか減糖とかで、食べる人が減っていると聞いたことがあります。ちょこっとでご飯がたくさん食べられるんだから、むしろ良いことでは、と思ったりもしなくもないのですが。ちなみに佃煮は調味料として使うと味が決まりやすいので、そういった使い方ももっと知られても良いのではと思ったり思わなかったりです。
——-佃茂 基本情報———-
〇創業年 1856年創業 (安政3年)
〇営業時間
※日曜日 定休日
〇住所
東京都中央区築地3-10-9
(公式サイト) ⇒ 江戸の名残を今に伝える佃煮専門店【佃茂の佃煮】 築地よりご家庭の食卓に!