新宿区高田馬場の地名は、異説もありますが、かつては現在の豊島区高田・中野区上高田に至る付近一帯が高台であることから“高田”と俗称されていたことや、隣接の新宿区西早稲田に1636年（寛永13年）に三代将軍家光が開いた旗本達の馬術訓練等のための馬場があったことに由来するとされています。高田馬場は手塚治虫原作“鉄腕アトム” のアトムが2003年4月7日に誕生した場所であるとの設定と、手塚プロダクション本社所在地でもあることから、TVアニメ番組主題歌メロディがＪＲ高田馬場駅の発車ベルに採用されており、駅高架下には、アトムの壁画があります。近隣も含め一帯には早稲田大学を始め大学・専門学校・予備校等が多数集積しており有数の学生街となっている中に、老舗の飲食店・和菓子店も残っています。

1914年創業、香川出身のご主人が立ち上げた 讃岐屋

下落合駅から徒歩7分、落合駅から徒歩12分ほどの場所にある 讃岐屋。1914年（大正3年）に、香川からやってきた岡照一氏によって雑司ヶ谷で創業されました。香川にいた時に食べた ところてんを東京でも食べてもらいたいと考えたのがきっかけなのだそう。屋号の由来はもちろん、香川出身であることからきています。戦前から高田馬場駅周辺に移り、現在の場所には昭和62年に移転されたとのことです。

という讃岐屋さんの外観。右側にカワイイ縁側があったのですが人が沢山いらっしゃったので撮影断念。とても素敵な場所ですよ。

こちら看板。今回イートインを狙っていったのですが、イートインは16時半まで。16時半に到着し残念ながら持ち帰り対応に（イートインが17時までと勘違いしていたのです…）。

中に入りました。寒天工房と名乗るだけあり、寒天系のスイーツが沢山あります。
こんな素敵なセットも。これ貰うとテンションあがりそう！
今回はあんみつを買ってきました。今回は小倉餡（つぶ餡）をチョイス。大きめのプリっぷりの寒天、赤エンドウマメ、求肥、アンコ、黒蜜の最高のバランスが楽しめました。ほんと美味しいなぁ。

ウェブに記載がありましたが、寒天にこだわりを持つ讃岐屋さんは、平均的なあんみつの2倍サイズ、20mm角を使っているのだそう。伊豆産の質の良い天草を使った大ぶりの寒天は食感も味わいも本当に美味しかったです。
あんみつは色々食べ比べてきた中で、寒天が美味しさに〆る割合はかなり大きいのだな、と理解出来てきました。ということで、讃岐屋さんのあんみつ、最高でした～。

——-讃岐屋 基本情報———-
〇創業年　1914年創業  /  大正3年創業
〇営業時間
・テイクアウト 11:00～17:00
・イートイン　12:00～16:30
※水曜日 定休日
〇住所
東京都新宿区高田馬場3-46-11
（公式サイト）⇒ 寒天工房　讃岐屋