兵庫県の北部、但馬(たじま)地方の中心に位置する豊岡市は、北は日本海に面し、中央部には円山川が育む豊かな盆地が広がる、自然の恵みあふれるまちです。『古事記』や『日本書紀』にもその地名が記されるほど歴史は古く、奈良・平安時代には但馬国の中心地として栄えました。「豊岡」という地名は、文字通り「豊かな岡」となるよう願いを込めて名付けられたとされています。明治維新後には一時「豊岡県」の県庁所在地となりましたが、後に兵庫県に編入されました。観光名所も非常に多彩で、開湯1300年の歴史を持ち、志賀直哉ら多くの文人墨客に愛された「城崎(きのさき)温泉」や、「但馬の小京都」と呼ばれる出石(いずし)の城下町が人気を集めています。名物の「出石皿そば」や冬の「松葉ガニ」、但馬牛などの美食も魅力です。
1728年創業、城崎温泉の外湯めぐり途中に立ち飲みできる 坂本屋酒店 (さかもとやさけてん)
見つけたきっかけはこの看板。SINCE1867って書いてあったのです。みなさんこうやってSINCEを書くと老舗マニアが勝手に立ち寄りますよ。ちなみに1867年は坂本屋酒店さんと名称が変わったタイミングですね。
入り口の看板です。蔵元直送の地酒を量り売りしてくれます。その場で角打ちスタイルで飲めるのも嬉しい。
店内に入りました。お酒がずらりと並んでいます。地酒中心なのが嬉しいですね。
当店人気NO.1と書かれているのが、城崎湯上がり酒 宇兵衛 (ウベイ)です。
その場で飲めるので城崎湯上がり酒 宇兵衛 (ウベイ)と、もう1つはなるべき違う傾向の地酒を、と選んでもらいました。此の友酒造さんの但馬 山田錦特別純米です。
左の但馬 山田錦特別純米はスッキリ辛口のスッと入るお酒で、右の城崎湯上がり酒 宇兵衛 (ウベイ)は辛口傾向ではあるもののフルーティーで甘味も感じられるリッチさがありました。結論、どっちも美味い。
私はそんなにお酒を飲まない人間なのですが、温泉上がりにふらっと立ち寄って美味しい日本酒を少しだけいただく、という流れ自体が最高に楽しかったです。こういうのを繰り返していくとお酒が好きになっていくのだろうな(もう好きだけど)。城崎温泉に来たら、外湯とともにぜひ楽しんでもらいたい老舗店です。
