鍵善良房、名物くずきりを黒蜜で頂く / 京都 京都市東山区 享保年間創業 (1716 – 36年)

昭和初期に旧下京区から分かれた鴨川東側の京都市東山区では、祇園・宮川町などの花街や、四条河原町(中京区・下京区)や新京極・先斗町(中京区)に連なる鴨川・三条大橋周辺の三条京阪等の繁華街が賑わっています。 八坂神社・知恩院・清水寺・建仁寺・高台寺・六波羅蜜寺等の社寺や産寧坂・円山公園等の名所に多くの観光客を集め、区内各所に老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが何軒も残っています。

享保年間創業、くずきりで知られる和菓子店 鍵善良房 (かきぜんよしふさ)

四条京阪前のバス停から徒歩2分ほど、京都駅から車で15分前後の場所にある 鍵善良房 四条本店。細かな創業年はわかっていませんが、享保年間創業 (1716 – 36年)には存在が確認できる300年以上の歴史を持つ和菓子店です。近年には1600年代末の史料も確認できることから、元禄年間創業の可能性もあるそうです。沢山のお菓子を作られている同社ですが、おそらく最も有名なのは店内で提供される くずきりだと思われます。現在の四条本店は明治期の四条通拡張に伴い映った場所で、創業地は現在地の近く縄手四条上ルとなります。

という、鍵善良房 四条本店の外観です。中央に備えられた灯り?的なものが貫禄があって好きです。

外のディスプレイはこんな感じです。

店内のディスプレイです。気になるお菓子もあったのですが、今回は喫茶利用のため写真だけで。

店内には武者小路実篤が書いた書もあるそうですが、撮影漏れ。別のを撮りましたが、これはなんだろう…。

喫茶メニューです。暑い時期だったので、30分ほど待って着席できました。

席につくとおしながきが出てきます。名物のくずきりは昭和初期から今の形で出すようになったそう。黒蜜・白蜜が選べます。

オーダーしたところ、麦茶と落雁が。鍵善良房さんは菊寿糖と呼ばれるこの落雁が創業時からの名物なんです。

お茶うけとして出てくるのは相当嬉しいですね。
で、待っていたところやってきました、くずきりです!こちらの入れ物は民藝の巨匠・黒田辰秋の作品。12代目のご主人・善造からの依頼で作られたものだそう。質感と存在感が唯一無二で相当素敵。
開けると葛切りが出てきます。
京都の暑い夏にぴったりな食べ物ですよねぇ。

普段はやらない箸あげ画像もどうぞ。

吉野葛の本葛粉で作った葛切りを、波照間島産の黒蜜につけて食べます。最高以外の言葉がない。

学生時代に女友達に連れられて以来の鍵善良房さんのくずきりでした。その時も美味しいと感じたのですが、年を経て感じたのは、想像の数倍美味しい食べ物だった、ということでした。暑い夏がそうさせるのか、それとも味がわかるようになったのか、はたまたバックグラウド情報を得たから美味しく感じたのか理由はわかりませんが、とにかく美味しいのでみんな食べた方が良いと思います。

———鍵善良房 基本情報———-
〇創業年 享保年間創業 (1716 – 36年)
〇営業時間
・9:30 – 18:00
※月曜日 定休日
〇住所
京都府京都市東山区祇園町北側264
(公式サイト)⇒ 鍵善良房 | 京都祇園の和菓子屋「鍵善良房」のウェブサイト

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