昭和中期に埋め立てられた京橋川に架かっていた”京橋”に由来する中央区京橋は、旧日本橋区と合併し中央区になるまで、銀座地区を含む旧京橋区の中心でした。今も銀座への北の入り口として、大手企業本社も多いビジネス街の中に、老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが残っています。
1885年創業、海外の食文化を日本の当たり前にしてきた 明治屋 (MEIDI-YA / めいじや)
京橋駅に直結、宝町駅から徒歩4分ほどの場所にある 明治屋本社及び 京橋ストアー。1885年(明治18年)、磯野計氏が横浜万代町にて船舶納入業を開始したことが創業です。1888年にはジャパン・ブルワリー(キリンビールの前身)の総代理店となり、1903年に合名会社明治屋を設立しています。1911年(明治44年)、株式会社明治屋を設立し、代表商品として認知されているM-Y印のジャムを発売されています。明治屋は今や当たり前となった食文化を作ってきた企業ともいえ、チョコレート・ワイン・チーズ・ウイスキー等を率先して輸入・販売を行っています。また意外なところでは日本酒を瓶入りで売り出して企業でもあります(それまでは、樽詰めで量り売りが主流だった)。
という、明治屋さんの外観です。昭和初期のイタリア・ルネサンス様式で作られているそう。切り取る部分次第では、日本の建物に見えないですよね。
この扉の重厚感も最高に良いです。ロンドンの高級デパート来たみたい。
店内に入りました。ざっくり言えば高級スーパー的な位置付けですが、創業の歴史から海外系の食べ物が多いのが特徴です。いつ行っても新しい発見があって、めちゃくちゃ楽しいです。

ジャムだけでこの種類です。凄くないですか。
今回はこれを買いに来ました。明治屋さんが株式会社化したタイミングで出たM-Y印のジャムです。復刻版となります。
ということで買ってきました。M-Y印のストロベリージャムです。下部に明治44年発売「M-Y」ジャムの復刻版と書かれています。
原材料は国産いちご・双目糖(ざらめとう)・レモン果汁の3つだけ。すごいシンプルだ。
カバーを外すと缶が出てくる。”「ジャムなのに果実」というジャムのルーツ”というコピーが素敵ですね。缶全体に説明文が書かれているのは面白いですね。
別角度でどうぞ。M-Yジャムの前に信州産のイチゴジャムを販売されていたのですね。当時は原料のイチゴとザラメ糖のみを使って薪で炊き上げたそう。すごいなぁ。
この缶を読むといちごはアメリカ産になってますね。減量のところは国産なので途中で変わったのかな。当時のやり方だと甘すぎるので、レモン果汁を加えているとのこと。
缶を開けるとこんな感じです。
パンに付けました。こってり甘いけど、ジャムというより確かにフルーツ感ある。クセになる美味しさだなぁ。

明治屋さんのカキ氷シロップが子供の頃大好きで、親によく買ってもらっていました。ジャムも多分何度か買ってもらった記憶があります。日本の企業だけれど、どこか海外の雰囲気がするのがお気に入りでした。大人になってストアーに行くようになり、またますます好きになりました。新しい食文化と出会える場所って、本当に貴重ですよね。
———明治屋 (MEIDI-YA) 基本情報———-
〇創業年 1885年創業 (明治18年)
以下は、京橋ストアーの情報です
〇営業時間
・10:00 – 20:00 (土曜・日曜は19:00まで)
※定休日なし
〇住所
東京都中央区京橋2丁目2−8 明治屋京橋ビル 1F
(公式サイト) ⇒ 【明治屋】スーパーマーケット|食料品・和洋酒類の小売・製造・販売・輸出入|MYジャム・缶詰・ワイン・ウイスキー