割烹 嶋村の会席弁当ランチ / 東京 八重洲 1850年創業 (嘉永三年)

中央区八重洲は、日本に漂着して後に徳川家康の通訳等で活躍したオランダ人ヤン・ヨーステン(和名・耶楊子)の屋敷があったことに因んだ地名。戦災復興の中で東京駅の八重洲口ができて、駅ビルや大地下街が誕生、平成以降は再開発も進み、日本橋に繋がるビジネス街となっています。この地には、江戸時代から半世紀前位までは檜物町・上槙町などの泉鏡花の小説「日本橋」の舞台として知られる由緒ある日本橋花柳界があり、その名残で今も老舗の飲食店などが残っています。

1850年創業、仕出し店から始まった割烹 嶋村

日本橋駅から徒歩1分ほど、東京駅から八重洲口を出て徒歩6分ほどの場所にある 割烹 嶋村。日本橋で1850年(嘉永三年)に嶋村善吉氏が創業、元々は仕出し屋さんだったそうで、当時から「上がりの八百善、仕出しの嶋村」と呼ばれるほどの人気店でした。12代将軍徳川家慶の時代には幕府の御用仕出しとなり、江戸時代に出されたは「大江戸料理番付」では最高ランクに位置付けたお店だそうです。嶋村さんの二代目善吉氏、後に三代目となる加藤氏は”桜田門外の変”の日も江戸城に料理を運んでおり、井伊直弼が殺害される現場を目撃したとのこと。すごいエピソードですね。そんな嶋村さんは、明治に入り仕出し屋から料理屋に変更されて現在に至ります。

という割烹 嶋村さんの外観です。2020年10月に再開発の影響で移転され元店舗から徒歩3分ほどの場所に移られました。 訪問時のランチの価格です。東京駅すぐそばだと考えればリーズナブルかと。
店頭では写真付きのメニューも。これは外国人の方にも優しくて良いですね。
店内に入りました。今回は1人だったのでカウンター席に。
せっかくなので、奮発して嶋村会席弁当をオーダーしました。 会席弁当は好きなもの全部入りみたいなボリュームです。こちらが天ぷらです。
そしてお肉・お魚・貝等のコーナー。
焚き合わせ。出汁の具合がちょうどよくめっちゃ美味い。
そしてお刺身です。はぁ、幸せだ。

移転前も会席弁当をオーダーしているのですが、その時以上に満足度が高くなっている気がします。そんな以前訪問した時の写真が以下です。2020年の移転前の2018年訪問時です。

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こちらが店舗。お店の周りには植物がたくさん飾られています。

正面からがこちら。老舗ながらランチはリーズナブルに食べられます。

1000円代のランチもあるのですが、せっかく老舗に来ているので贅沢しました。嶋村懐石弁当2800円。過去最大級に豪華なお弁当がこれですよ!!!

嬉し過ぎて寄り目のショットも何枚か抑えました。こちらは八寸的なもの。一つ一つの仕事が丁寧で、良いもの食べてる多幸感に包まれます。

そしてお造りと、

炊き合わせ、この野菜たちが奇麗で美味しくて、和食っていいなぁー、って思わせてくれます。

—–2018年ここまで—

2025年のランチも大きな意味だと変わっていないのですが私のカメラの問題なのか、お料理自体がアップデートされたのか、色味の鮮明さが変わっていますね。また天ぷらの衣があっさり系に変わって食べやすくなっているように見えます。前回も今回も野菜の炊き合わせが美味しかったと感じているので、基本のお出汁の味わいは変わらず、全体的にさらによくブラッシュアップされていると感じました。長く続く老舗店って、やっぱり努力を継続されているのだなぁ、なんて。

——-割烹 嶋村 基本情報———-
〇創業年 1850年創業 (嘉永三年)
〇営業時間
・11:30 – 14:00
・16:30 – 21:30 (土曜は20:30まで)
※木曜・日曜 定休日
〇住所
東京都中央区八重洲1丁目4−10 八重洲仲通りビル 東京建物 1~2F
(公式サイト) ⇒ 割烹 嶋村 – 嘉永3年創業の老舗

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