庄分酢、ビネガーサイダー あまおう酢 & 五目ちらしの素 / 福岡 大川市 1711年創業 (宝永8年)

福岡県南西部で筑後平野中央部の大川市は、市の西部を市名由来ともなった九州最大河川の筑後川が北東から南東に流れ、木工業(木工・家具・製材等)が盛んで“大川家具・建具”として知られています。江戸時代は有馬氏の久留米藩(榎津地区)・立花氏の柳川藩(小保地区)に分断された藩境の町で、古くから産地の日田から川を下ってくる木材集積地であって、木工業は、筑後川・有明海水運の船を建造・修理した船大工が集積して1537年(天文6年)頃から始まった木工(榎津指物)を源流としています。米・麦・い草・苺(あまおう)・いちじく・アスパラガス・海苔・えつ(国内では有明海・筑後川のみ生息の片口鰯科)・蒲鉾・庄分酢・清酒等が特産で、えつ・天然鰻・川鮟鱇(天然鯰)の料理等の名物があり、市内には老舗の飲食店・食品店などが残っています。

1711年創業、伝統製法・静置発酵でお酢造りを続ける 庄分酢 (しょうぶんす)

東町のバス停から徒歩8分ほど、西鉄天神大牟田線・八丁牟田駅から車で15分前後の場所にある 庄分酢。1624年に大川・榎津で造り酒屋を営んでいた初代・清右衛門をルーツに持ち、1711年(宝永8年)に4代目・清右衛門氏が酢造りを始めたことが創業です。店舗に使っている蔵も築300年近いもので、大川市指定有形文化財に指定されています。庄分酢さんの特徴は「静置発酵」という伝統的なお酢造りです。現在は通気(快速)発酵と呼ばれる酸素を液中に共有する方法が、お酢のクオリティを均一化し早く作れることから主流ですが、庄分酢さんは酸素共有を液面からのみでほとんど攪拌を行わない静置発酵のお酢造りを続けられています。時間はかかりますが、味のまろやかさや旨みが強くなる製法となります。

という、庄分酢さんの外観です。文化財らしい昔ながらの日本を感じられる建物です。 庄分酢さんはランチ提供もされています。ここも行ってみたいんだよなぁ。
ビネガーランチのメニュー表。美味しそうだなぁ。
今回は時間の関係で売店での購入としました。お酢を使った様々な加工品も扱われているのが特徴です。
珍しかったのは、ビネガーサイダーですね。果実酢を使ったドリンクになっています。トマト・巨峰・柿・あまおうがありました。
五目ちらしの素もありました。お酢屋さんが作っているなんて、美味しいに決まってますね。
ということで、今回は2品購入しました。バックは庄分酢さんの駐車場です。
まずはビネガーサイダーから。購入したのはあまおう酢です。
ラベル部分をアップで。英語併記で海外需要も狙った商品に見えますね。少し黄色がかった色味をしています。
パッケージ裏側です。原材料は砂糖・果実酢・蜂蜜等です。適度な酸味を感じつつ、甘味が足されているのでゴクゴクいけました。健康に良いならたまに飲みたい味だ。
そして、五目ちらしです。こちらは家に帰ってから試しています。ご飯3合に対して1瓶とのこと。
混ぜ合わせた図です。お酢の良い香り!お酢の酸味は感じるものの、まろやかで、とても美味しかったです。

お酢の酸味が長らく苦手でした。今もさほど得意でないのが正直なところですが、静置発酵で作られたお酢って酸味は感じつつも角がなくまろやかなので、お酢の美味しいパートだけ楽しむことが出来てとても好きです。庄分酢さんの商品、お酢があまり得意でない私ですら、めちゃくちゃ美味しく感じました。丁寧に作られた商品って偉大ですね。

—— 庄分酢 基本情報———-
〇創業年 1711年創業 (宝永8年)
〇営業時間
・9:30 – 17:00
※定休日なし
〇住所
福岡県大川市榎津548
(公式サイト)⇒ 酢造り300年の庄分酢(福岡県大川市)静置発酵の酢

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