長野県南部(南信地方諏訪地域)で諏訪湖西岸に接する岡谷(おかや)市は、江戸時代は諏訪藩(高島藩)領で、1936年(昭和11年)に諏訪郡平野村が改称して(町制を経ずに)市となり、昭和中期3回の同郡近隣村編入・一部分離で現市域となって、県内市で最小面積・県内市町村で最高人口密度です。岡谷の地名は平安期の官牧“岡谷牧”に由来し、古くは、岡野屋/岡仁野/岡庭と称されていました。明治・大正期は製糸業中心地として栄え、現在は精密機械等の諸工業・味噌醸造業・諏訪湖での養鰻業が盛んです。岡谷絹・シルクパウダー製品・鰻・漬物(野沢菜漬・長芋漬等)・佃煮(公魚・鮒・蜂の子等)・銘菓(くるみやまびこ・繭形シルクパウダー入り最中“結い”等)・蜂蜜・醤油・味噌・糀・清酒・焼酎・鰻丼・みそ天丼等の特産品・名物・郷土食があり、市内には老舗の料理店・飲食店・和菓子店・洋菓子店・食品店・茶舗・醸造所(味噌・醤油・糀・清酒等)などが残っています。
1804年創業、岡谷市内で最も歴史ある味噌蔵 サスキチ味噌
童画館通り入口のバス停から徒歩3分ほど、岡谷駅から徒歩11分ほどの場所にある サスキチ味噌。1804年(文化元年)に創業したとされる、市内最古の味噌蔵です。ウェブサイトもなく殆ど情報がないのですが、浦和大学リポジトリの論文中で、岡谷・諏訪エリアの味噌蔵の醸造年を調べており、そちらで1804年創業と紹介されております。諏訪市と合わせても2番目に古いかなり歴史ある蔵のようです。
という、サスキチ味噌さんは住所通りに行っても中々見つからなかったのですが、遠くからみたら煙突に名前書いてありました。
駐車場に車を止め、小売やっているのかなとみに行ったら価格表が見えたので中に入ることに。

今もやっているかわかりませんが、麹加工料をとって麹作りもされていたよう。これ、結構貴重な資料ですね。
で、買ってきたお味噌がこちら。酒精の入らない発酵が進むタイプで、持ち歩き中に少し発酵が進んでしまった感がありました。
味噌で困ったらFoodist Linkの大雅シェフにお願い、ということで、今回は味噌炒め的なものを作ってもらいました。

一般的なお味噌だと香りや味が飛んでしまいそうな中、味が深いからかしっかりと味噌の味が残っていて、めちゃくちゃ美味しかったです。成分表を確認漏れですが、多分大豆・米・麹のみ、とかのシンプルな原材料の昔ながらのお味噌なのだと思います。こういう手作りの味が残って欲しいですね。
———サスキチ味噌 基本情報———-
〇創業年 1804年創業 (文化元年)
〇営業時間
・8:30 – 17:00
※無休
〇住所
長野県岡谷市中央町2丁目6−5
(公式サイト)⇒ なし