南枝、出石皿そばの元祖店で皿そばを / 兵庫 豊岡市 1706年 (宝永3年)

兵庫県の北部、但馬(たじま)地方の中心に位置する豊岡市は、北は日本海に面し、中央部には円山川が育む豊かな盆地が広がる、自然の恵みあふれるまちです。『古事記』や『日本書紀』にもその地名が記されるほど歴史は古く、奈良・平安時代には但馬国の中心地として栄えました。「豊岡」という地名は、文字通り「豊かな岡」となるよう願いを込めて名付けられたとされています。明治維新後には一時「豊岡県」の県庁所在地となりましたが、後に兵庫県に編入されました。観光名所も非常に多彩で、開湯1300年の歴史を持ち、志賀直哉ら多くの文人墨客に愛された「城崎(きのさき)温泉」や、「但馬の小京都」と呼ばれる出石(いずし)の城下町が人気を集めています。名物の「出石皿そば」や冬の「松葉ガニ」、但馬牛などの美食も魅力です。

1706年創業、旧出石藩の御用そば業として“出石皿そばの元祖”を名乗る 南枝 (なんし)

出石営業所のバス停から徒歩3分ほど、出石エリアの中心地近く豊岡市出石町小人に店舗を構える 南枝。1706年(宝永3年)、仙石氏が信州上田から出石へ国替えした際に随伴したそば職人が、大黒屋として出石最初のそば店を開いたのが創業です。1853年(嘉永6年)に藩主から南枝の屋号を授かり、御用そば業として出石独特の蕎麦文化を築き、出石そば元祖を掲げられています。今も「挽き立て・打ちたて・ゆがきたて」の三たてを掲げ、城下町の時の流れを味わうことができる店舗です。

という、南枝さんの外観です。中心地からは少しだけ離れています。

店舗を正面から。この堂々さに圧倒されますね。
暖簾をアップでどうぞ。出石そば元祖、創業宝永三年の文字が眩しいです。

店内はクラシカルな雰囲気。テーブル席と座席があります。
こちらがメニューです。手打ち皿そばは一人前で五皿付いてきます。皿を一皿ごとに追加できるのも嬉しいですね。
で、やってきたのがこちらです。今回は2名で行ったので十皿分ですね。
一人分にするとこんな感じ。卵・山芋・そば汁が付いていて、それぞれの皿の中に薬味と一緒に入れて楽しみます。 そば汁が入っている徳利。南枝の文字が大きく書かれていて絵になりますね。
食べ終えたお皿からも南枝の文字が。カッコ良いなぁ。 店内には歴史文献の抜粋も載っていました。背筋がピンとなりますね。

一緒に行った豊岡人によると、出石でお蕎麦屋さんに行くと1人10-15皿ぐらいお腹いっぱいになるまで食べるそう。私もそうしたかったのですが、この後まだまだ食べないとだったので今回は5皿のみとなりました。味はもちろんなのだけど、文化を食べているような感覚が楽しかったです。

店舗情報

店舗名:南枝皿そば小人店

創業年:1706年 (宝永3年)

営業時間:11:00 - 17:00

定休日:木曜日

住所:兵庫県豊岡市出石町小人70 [地図を見る]

公式サイト:元祖出石皿そば 南枝(なんし)

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