台湾島南西部に位置する台南市は、台湾で最も早くから開かれた古都であり、数々の史跡が残ることから「台湾の京都」とも称される直轄市です。「台湾」という地名は、もともと台南一帯(安平周辺)を指す呼称でしたが、のちに島全体の名称になったという歴史を持ちます。市内には、オランダ統治時代の拠点・ゼーランディア城の跡地である「安平古堡(あんぴんこほう)」や、英雄・鄭成功を祀る「延平郡王祠」など、台湾の歴史を象徴する重要な史跡が多く点在し、現代の街並みと共存しています。台南は肥沃な平野に恵まれた農業大国でもあります。愛文マンゴーやパイナップル、文旦(ザボン)、アボカドなどのフルーツや野菜の生産が盛んです。食文化においては「美食の都」として名高く、「台南小吃(シャオチー)」と呼ばれる伝統的な一品料理の宝庫です。
1891年創業、冬瓜を煮詰めて作る冬瓜蜜のドリンクを販売する 盧記古釀茶舖 (Lu Ji Gu Niang Tea Shop)
台鉄・台南駅から徒歩9分ほどの場所、鎮北坊文化園區エリアの北忠街にある 盧記古釀茶舖。1891年、麦芽糖を作る老舗店・永順發行として創業し、その後 新順發行に改称されています。麦芽糖を作っていた同店はその技術を土台に冬瓜を使った冬瓜蜜をを作りだし、現在は冬瓜蜜をベースにした各種ドリンクを販売されています。冬瓜蜜は香料・防腐剤等を使わない昔ながらの製法で、持ち込みの加工等をされていたそうですが、2000年前後にはコストの問題から製造を中止。4代目の盧家が引き継いだ際に、今の少量売り・ドリンクスタンド形式へと形を変えられ、屋号も盧記古釀茶舖へと変更されています。盧記は家系ら、古釀は昔ながらの製法の意味でで無添加・古法製法を強調されています。
という、盧記古釀茶舖さんはガレージみたいな場所にありました。初めて行く時は結構悩むかもな場所です。

こんな感じで、冬瓜蜜、酸梅湯(梅ドリンク)の原液の販売と、それをその場で飲めるドリンクスタンド形式のお店となります。
今回は2人で訪問したので、冬瓜蜜と酸梅湯をそれぞれオーダーしています。こちらは酸梅湯を作っている図です。
割と濃いめの色をしていますね。
私は冬瓜檸檬をオーダーしました。多分レモンシロップを入れているところ。
そこに冬瓜蜜を入れます。

そしてシールで蓋します。

こんな感じ。これタピオカミルクティーと同じ形式ですね。あのドリンクの技術が横展開されて、老舗店のジュースになるって素晴らしいですね。
で、冬瓜檸檬の出来上がりです。

冬瓜蜜という飲み物自体初めて知りましたが、クセのない上品な甘みでとても美味しかったです。天然由来で体に優しそうなので、いつか流行ったりするのだろうか。台湾で麦芽糖があったのも今回初めて知ったし、さらにそこから違う糖類が生み出されていたのも面白かったです。人間甘みを欲して色んなチャレンジをしてきたのだな、なんて。
——-盧記古釀茶舖 Lu Ji Gu Niang Tea Shop 基本情報———-
〇創業年 1891年創業
〇営業時間
・9:00 – 19:00
※定休日なし
〇住所
台湾台南市北区北忠街138号
(公式サイト) ⇒ 盧記古釀茶舖| Tainan