くらたや、季節の美しい生菓子 / 東京 品川区戸越 大正期創業 (1900年代)

品川区中部の戸越(とごし)は、1932年(昭和7年)発足の荏原区戸越町が1941年(昭和16年)に西戸越・東戸越・平塚・荏原・小山台に分かれ、1965年(昭和40年)に東戸越全域と西戸越・東中延・西品川(一部)が現在の戸越になりました。地名は、江戸期までは“とごえ”と称し、当地を越えると相模国に入る“江戸越えの村”だった事に由来する旨の古歌が戸越八幡神社の石碑に刻まれており、江戸ではなく谷戸の戸との説もあります。町域内を通る東急池上線の戸越銀座駅を挟み区内の平塚・豊町に跨って都内最長の東西約1.3kmに亙り約400店が軒を連ねる戸越銀座商店街は、大正の関東大震災で被災の東京・横浜の商業者等が移転して発足し、水捌けが悪く銀座通りの瓦礫煉瓦を敷き詰めたことから命名されて、全国300以上の“〇〇銀座”の元祖です。町内には老舗の和菓子店が残っています。

大正時代創業、天現寺から戸越にやってきた和菓子店 くらたや

浅草線・戸越駅のA3出口から徒歩約4分ほど、池上線・戸越銀座駅から徒歩6分ほどの場所にある くらたや。大正時代に天現寺から戸越へやってきた和菓子店です。季節の生菓子が自慢で、季節ごとに趣向を凝らした色鮮やかな和菓子を作られています。くらたやさんのある戸越銀座商店街は、1923年の関東大震災後に銀座のレンガを使って水捌けの悪かった道を修繕し、その経緯から戸越銀座と名付けられ、昭和に入り鉄道も通ったことから発展した場所です。そう考えると、くらたやさんは戸越銀座の発展前から店舗を構える、戸越銀座と歴史を共にしてきた老舗店と言えそうです。

という、くらたやさんの外観です。商店街の大通りから1本入った場所にあります。
店内に入りました。生菓子を中心にお菓子が並んでいます。
正面からもどうぞ。
ということで、お菓子を買ってきました。
今回は二種類買っています。見た目で行った季節が伝わるのが素晴らしいですね。紅葉の練り切りを使ったきんとんと、浮島(だった思う)です。
この練り切り、色味も紅葉な感じもとても美しかった。こういう和菓子を愛でていたいよ。

くらたやさんは上生菓子中心で、日によっては早めに売り切れてしまうこともあるそうです。このクオリティ、欲しくなっちゃうものねぇ。和菓子の良さはやっぱり季節感の表現だと思うので、くらたやさんみたいな和菓子屋さんに定期的に通って、季節の移り変わりを体感したいですね。

——–くらたや  基本情報———-
〇創業年 大正期創業 (1900年代)
〇営業時間
・10:00 – 19:00 (土日は18:30まで)
※火曜日 定休日
〇住所
東京都品川区戸越1丁目19−24
(公式instagram) ⇒ くらたや(@kurataya4g) • Instagram写真と動画

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