兵庫県の南西部に立地する“たつの市”は、2005年(平成17年)に龍野市及び3町が合併して生まれました。龍野は、古代に当麻蹴速(たいまのけはや)と取り組んで角力(相撲)元祖とされ、殉死風習に代わる埴輪制度を案出した野見宿禰(のみのすくね)が当地で没した際に揖保川の石で墳墓造営のために出雲から来た人々が野に立ち並んだ故事による立野が転訛した地名とされています。揖保乃糸(いぼのいと)は当市始め3市2町でのみ生産される兵庫県手延素麺協同組合の商標です。醤油醸造は、播磨平野の播州小麦、佐用・宍粟(しそう)地域の“三日月大豆”、赤穂の塩、揖保川・瀬戸内海の水運に恵まれ、1587年(天正15年)頃に始められ、1666年(寛文6年)に“淡口醤油”が開発されてその代表的産地となりました。市内には老舗の飲食店・和菓子店・醤油醸造会社などが複数残っています。
1907年創業、業界の常識を破る1kg大容量素麺を発売した カネス製麺
砂子のバス停から徒歩4分ほど、JR姫新線・播磨新宮駅から徒歩13分ほどの場所、たつの市新宮町井野原に本社を構える カネス製麺。1907年(明治40年)、菅野商店として創業し、1935年にカネス製粉製麺として法人化、1954年に現在の社名・カネス製麺株式会社へと変更されています。昭和30年代には即席麺も手がけつつ、業界の大手集約化を見越して“乾麺一筋”へ舵を切り、1972年からは手延素麺「揖保乃糸」の製造にも参画。1988年には業界の常識を破る1kg大容量商品「カネス揖保」(のちに「いぼ川」へ改名)を発売した先駆的企業でもあります。
今回はカネス製麺さんの”国産原料だけを使用した全粒粉入りそうめん”を購入しました。全粒粉の素麺って初めてみました。
パッケージ裏側です。茹で方等は普通の素麺と変わらないです。原材料は小麦粉・小麦粉全粒粉・食塩となっています。
麺を取り出した図。確かに全粒粉が入っている色ですね。
茹で上げた図です。ぱっと見細いお蕎麦にも見える。色味的に。

蕎麦に見えなくもない色をしておりましたが、味は確かに素麺です。そのギャップに脳がついていかなくてちょっと驚きましたが、素麺なんです。商品の意味づけが理解できていませんが、全粒粉を好む健康志向な人に向けた商品なのですかね。中々新しいチャレンジだと思いました、はい。