栃木県南西部に位置する佐野市は、北部に緑豊かな足尾山地、南部には関東平野が広がる、自然と都市機能が調和した地域です。地名の由来には、古代東山道沿いの「左野(左側の野)」にちなむ説や、「狭い野」が転じた説など諸説あります。1943年(昭和18年)の市制施行や、2005年(平成17年)の田沼町・葛生町との合併を経て、現在の佐野市が形成されました。繊維産業の「佐野縮(ちぢみ)」や、北部の葛生(くずう)地区で産出される石灰岩・ドロマイト(生産量国内有数)も地域経済を支える重要な柱です。農業では梨やイチゴなどの果樹栽培が盛んです。観光地としては、関東の三大師の一つ「佐野厄除け大師(惣宗寺)」や、国指定史跡「唐沢山城跡」、日本名水百選の「出流原(いずるはら)弁天池」などが人気です。また、ご当地グルメの「佐野ラーメン」や「いもフライ」は全国的な知名度を誇り、歴史、産業、食文化の多彩な魅力を持つ都市として親しまれています。
1673年創業、栃木県最古の日本酒蔵 第一酒造 (だいいちしゅぞう)
東武佐野線・田島駅から徒歩15分ほど、東北道・佐野藤岡ICから車で約10分の場所にある 第一酒造。1673年(延宝元年)に、島田久左衛門氏が創業した栃木県内最古の酒造です。江戸時代、佐野の酒が渡良瀬川から利根川、江戸川へとつながる河川交通で江戸へ運ばれ、「地廻りもの」として関東の酒処を支えてきました。1875年には文明開化にちなみ銘柄を「開化」と名付け、のちに「開華」として改称され、現在も代表銘柄となっています。近年、全商品を特定名称酒とし、米づくりからの酒造りも続けながら、伝統と革新を重ねています。
という、開華の特別本醸造(左)と、純米酒(右)をとある店舗に持ち込んで飲みました。
ラベルをアップでどうぞ。
そして別場所では、さのまるカップを購入しました。もうすでに可愛い。
裏面は別イラストです、芋フライ持ってますね。郷土愛に溢れた子だ。
ラベル上部です。こちら特別純米酒となっていて、国産の米・米こうじのみで作られています。

江戸初期から生き残る関東の酒蔵で、江戸に運ばれるお土地柄であったことを考えると江戸市中で飲まれていたお酒がルーツにありそうですね。今回のは吟醸香を感じるフルーティー系が多かったですが、すっきりした中にもどっしりとした安定感を感じました。この辺りのどっしり感は江戸の好みだったりするのかな、なんて。
——第一酒造 基本情報———-
〇創業年 1673年創業 (延宝元年)
〇営業時間
・10:00 – 12:00
・13:00 – 16:30
※定休日なし
〇住所
栃木県佐野市田島町488
(公式サイト) ⇒ 第一酒造 開華