台湾島南西部に位置する台南市は、台湾で最も早くから開かれた古都であり、数々の史跡が残ることから「台湾の京都」とも称される直轄市です。「台湾」という地名は、もともと台南一帯(安平周辺)を指す呼称でしたが、のちに島全体の名称になったという歴史を持ちます。市内には、オランダ統治時代の拠点・ゼーランディア城の跡地である「安平古堡(あんぴんこほう)」や、英雄・鄭成功を祀る「延平郡王祠」など、台湾の歴史を象徴する重要な史跡が多く点在し、現代の街並みと共存しています。台南は肥沃な平野に恵まれた農業大国でもあります。愛文マンゴーやパイナップル、文旦(ザボン)、アボカドなどのフルーツや野菜の生産が盛んです。食文化においては「美食の都」として名高く、「台南小吃(シャオチー)」と呼ばれる伝統的な一品料理の宝庫です。
1827年創業、台湾最古級の茶商の1つ 文峰茶莊 (Wenfeng Tea Shop)
台鉄・台南駅から徒歩10分ほどの場所にある 文峰茶莊。1827年、福建にルーツを持つ陳琪生氏が台南に渡り創業した茶商で、府城三大百年茶行の一つと位置付けられています。陳家は清代から文峰茶莊のみならず、瑞峰商行(貿易商)、文中医館(医院)という3つの店舗を並べ営んでいたそうです。2代目・陳埤氏、3代目・陳登志氏(医者としても名を馳せた)と引き継がれていき、現在は6代目・陳正殷氏が家業に戻られ運営をされているそうです。
という、文峰茶莊さんの看板です。中々歴史を感じますね。
入り口の様子です。茶葉だけでなく、ドリンクのテイクアウトも提供されています。

店内には百年老店の看板が。
店内の様子です。歴史ある感じが伝わってくる見た目ですね。

百年老店の看板はここにもあります。
当時の店舗写真もありました。日式洋房原本模様と書いてあるのは、日本式の洋館(和洋折衷建築)であった、という意味だそう。
ということでテイクアウトに戻ります。今回は一番左に書いてある四季青茶をチョイス。
こんな感じの色味です。四季青茶は飲むの初めてでしたが、四季春という茶葉を使った半発酵茶のようです。

四季春 = 一年中春のようなお茶という意味らしく、とても華やかでスッキリ飲めるお茶でした。確かに春と言えるかもしれない。お茶の世界は日本だけでも広いのに、台湾まで行くと、茶葉の種類 × 製法(特にこっちが多い)の掛け合わせが沢山あって、無限にお茶を楽しむことが出来ます。お茶ラバーに楽しい街ですね。
——-文峰茶莊 基本情報———-
〇創業年 1827年創業
〇営業時間
・8:30 – 21:00
※定休日なし
〇住所
台湾台南市中西区民権路2段36之1号
(公式Facebook) ⇒ 百年老舖文峰茶莊| Tainan