再發號、八寶肉粽と綜合羹(羊羹ルーツのスープ)を食べる / 台湾 台南市中西区 1872年創業

台湾島南西部に位置する台南市は、台湾で最も早くから開かれた古都であり、数々の史跡が残ることから「台湾の京都」とも称される直轄市です。「台湾」という地名は、もともと台南一帯(安平周辺)を指す呼称でしたが、のちに島全体の名称になったという歴史を持ちます。市内には、オランダ統治時代の拠点・ゼーランディア城の跡地である「安平古堡(あんぴんこほう)」や、英雄・鄭成功を祀る「延平郡王祠」など、台湾の歴史を象徴する重要な史跡が多く点在し、現代の街並みと共存しています。台南は肥沃な平野に恵まれた農業大国でもあります。愛文マンゴーやパイナップル、文旦(ザボン)、アボカドなどのフルーツや野菜の生産が盛んです。食文化においては「美食の都」として名高く、「台南小吃(シャオチー)」と呼ばれる伝統的な一品料理の宝庫です。

1872年創業、伝統製法を守り作られる肉粽の有名店 再發號 (Zaifahao)

台鉄・台南駅から徒歩15分ほどの場所にある 再發號。1872年、吳加再氏が担ぎ売りスタイルで肉粽を売ったことが始まりです。2代目・吳燦氏の時代に上帝廟付近の近辺に店舗を構え、3代目・吳金發が現在の場所に店舗を移転し、その際に再發號の屋号としました。この屋号は祖父で創業者・吳加再氏の「再」と、3代目自身の名・吳金發の「發」を合わせたものです。3代目は具沢山の八寶肉粽を開発し看板メニューとなっています。4代目に引き継がた現在も、肉粽を名物に営業を続けられています。

という再發號さんの外観です。関係ない話をすると、このブログ・老舗食堂の繁体字版を作ってくれている台南の方が写っています。

店内に入ると百年老字號、Since1895の看板が。誰か百年老字號をまとめてくれていたりするのだろうか。

店内には昔の店舗写真と思われるもの、そして説明記事が飾られていました。府城(台南の古称)で有名な伝統グルメで、その名は遠くまで知れ渡っている、的なことが書かれているのだとか。

さらに別の百年老店看板も。壁を見ているだけで、有名店だということが伝わってきますね。

ちなみに名物の肉粽もドーンと置かれていました。

そして、羹も。そう、羊羹のルーツにあたるやつですね。羹=とろみのついたスープで、羊の入った羹という意味だったのが、日本で植物性の葛や小豆に代わっていったという。羹にとろみがつくのは肉を煮込んでゼラチン質が出てくるからですが、それを日本では肉食禁忌により葛でとろみをつけた、と。

で、オーダー表を書いて先にお金を払うタイプです。上から粽類・麵羹類・湯類・飯類・小菜類・飲料と並んでいます。
2人だったので合計4つオーダーしています。
まずは名物の粽がやってきます。左が一般の肉粽で、右が八寶肉粽です。
八寶肉粽は日本の漢字的に書くと、八宝なので多分8種類の具材が入っています。わかりやすいのは中央に埋められている栗ですね。 そして肉粽です。お皿含めて美しいですね。
ちなみにこの竹のフォークは回収します、とオーダー表に書いてありました。これも可愛いから持ち帰りたくなっちゃうね(もちろん、してません)。 そして、綜合羹です。このとろっと感が良いよね。具材が冷めづらく、旨みを閉じ込めるという意味があるそう。

台湾の老舗訪問でも、日本の老舗訪問時とあんまり変わらず、創業年以外は事前に調べずにいっています。で、肉粽の名店だということぐらいは理解していたのですが、羹がその名前で売っているとは知らずにちょっと興奮しました。こういう出会いがあるから、旅って楽しいよね(もっと調べてたほうが楽しめる気もするが)。

 

——-再發號 Zaifahao 基本情報———-
〇創業年 1872年創業
〇営業時間
・10:00 – 20:00
※定休日なし
〇住所
台湾台南市中西区民権路2段71号
(公式サイト) ⇒ 再發號百年肉粽官方網站

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